この記事では介護福祉士について詳しくまとめています。業務内容やお給料から必要な資格までご紹介致します。介護福祉士のキャリアパスについてもまとめていますので、介護福祉士の仕事に就きたい方、介護福祉士に興味はあるものの詳しくは知らない方はぜひ読んで理解を深めてみてください。
目次
介護福祉士とは?
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法(1987年5月26日制定、2007年12月5日改正)により定められた国家資格のことです。受験資格を満たし、国家試験に合格することで社会福祉士として働くことができます。
社会福祉士は、介護が必要な高齢者だけではなく、病気や障害があり、日常生活が困難な方に向けて、生活の支援をするお仕事です。食事や入浴、排せつなどの介助や、本人の希望や相談に応じて生活面だけでなく精神面もサポートすることも求められます。
お給料
事業所や役職、雇用形態によって異なりますが、施設で働く正規職員の介護福祉士の月給は手取りが15〜17万円前後で、年収は250万〜400万くらいが一般的です。基本給に加えて夜勤手当、処遇改善手当などが加わります。
また、他の職種と異なるのは、介護福祉士の資格を取得していると資格手当がつく点です。また、役職などによってもお給料がアップする職場も多くあります。
仕事内容
介護を必要とする方に対する生活全般に関わる広範なお仕事です。 多くの人々は『介護』というと、おむつを交換するなどの排せつ介助やベッドから起こすなどの移乗介助、暑い浴室の中で 行う入浴介助などをイメージしていると思います。
しかし、介護福祉士は、これらの介助も含め生活全般について、介護をする中での観察などからあらゆる情報収集して、それらを分析します。さらに分析した情報からどのような課題、ニーズがあるのか発見したうえで、介護のサービスの質、介護を必要とする方の生活自体を高めるための介護方法を見出していくことまでが求められます。
一日のお仕事の流れ
日常の介護業務の実施だけでなく、利用者に最適な介護を実践し、目標達成するためには、介護職員の指導や教育も必要ですし、関係職種との連携やさまざまな面での環境の整備も行います。
時間 | 仕事内容 |
7:00 | 起床介助 (更衣、朝食準備) |
8:00 | 朝食 (食事介助~排泄介助) |
9:00 |
入浴介助 |
12:00 | 昼食 (食事介助~概説介助) |
13:00 | レクリエーション |
15:00 | シフト作成、従業員面談、おやつ準備 |
17:00 | 夕食 (食事介助~排泄介助) |
19:00 | 就寝準備 (更衣、口腔ケア) |
20:00 | 夜勤者への引継ぎ |
介護福祉士の資格
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法により定められた介護・福祉分野の国家資格であるため資格の取得が必要になりますそれでは具体的にどのような資格が必要なのか説明していきます。
必要な資格
実務者研修
介護技術のみならず、介護保険制度の知識や、介護に必要な知識を習得するための資格です。より質の高いサービス、専門性の高い介護技術を提供することを目的にしています。
持っていると良い資格
喀痰吸引等研修
「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修です。基本研修と実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。
介護福祉士に向いている人
介護の仕事は普段の生活の介助という体力を必要とする仕事から、介護の内容の質を高めるための調査や分析なども求められる業務範囲が多岐にわたるお仕事です。介護福祉士に向いているのはどのような人でしょうか。
周囲の状況把握ができる方
現場での責任者、リーダーの役割を担うことが多いため、利用者の状況だけでなく従業員の状況も把握して様々な指示を出す必要が求められます。
介護技術に優れている方
新人の育成、従業員の育成を担うことが多く見本となる技術が求められます。介護は力仕事が多く、体力が求められますが、慣れてくると自分自身の体に負担が掛からないような介護のコツを身につけることができるようになります。それはまた介護を受ける側にとってもスムーズな介護を受けることにつながります。
介護士と介護福祉士の違い
ここでは介護士と介護福祉士の違いについてご説明します。介護士(ヘルパー)が要介護者の自宅など現場での介護をする一方で、介護福祉士は現場の指揮者のような立場になります。
介護士は指示に従い時間軸に則り業務を遂行するのに対して、介護福祉士はその時々の状況に応じた指示を出すことが求められます。また施設によっては月のシフト作成業務を行う施設もあります
介護福祉士のキャリアパス
それでは介護福祉士のキャリアパスとしてはどのようなものがあるのでしょうか。ここで詳しく説明していきます。
介護支援専門員の資格を取得する
介護福祉士として現場での経験を積んだ後は、現場でのリーダー職や施設内での管理職として施設内での業務に携わることが可能です。
さらにその後は、介護支援専門員を取得して、要介助者のサポートやそのご家族との間に立って、双方の意見や要望を聞きながら現場外の業務である管理業務や事務的な業務を行うことになります。
役職について介護福祉士として働く
現場で主任や施設長といった役職について介護福祉士として働く方もいます。現場での主任になると、シフトの作成や欠勤者の代理者を探すなど、管理者としての業務が多くなります。現場での責任者となるので、従業員の相談を受けたり現場を円滑に回したりします。
主任であれば、ユニットやフロアーの管理職を担うことが多いですが、そこ
からのキャリアアップとして、施設全体の管理者として従事することもあります。
まとめ
介護福祉士の業務内容から給与、さらにはキャリアパスまでご紹介しましたが、国家資格である介護福祉士の仕事の幅は広く、職場や事業所などによって異なります。また、自分自身のキャリアパスの描き方次第でも可能性は広がります。自身にあった職場を見つけて、希望にあった働き方ができるようにしていきましょう。マンパワーグループではお仕事を探すだけでなく、職場の環境やキャリアパスの相談も気軽に聞くことができます。ぜひ一度お仕事を探してみてください。
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