超高齢化社会になった日本において、介護は誰にでも起こりうる可能性は高まり、その中でも介護職の必要性は明らかです。
介護職といってまずみなさんが思いうかべるのは「介護士(ヘルパー)」ではないでしょうか。
この記事では「介護士(ヘルパー)」の業務内容をはじめ、平均年収や必要な資格などを詳しく解説します。「介護士(ヘルパー)」に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
目次
介護士(ヘルパー)の業務内容
介護士(ヘルパー)の業務内容は、大きく「身体介護」、「生活援助」、「通院介助」の3つに分けられます。
介護保険上は「訪問介護員」と呼ばれるホームヘルパーは、その名のとおり、要介護者の“自宅”に訪問し日常生活の援助を行う介護スタッフのことをさします。
どのようなサービスを行うのかは、あらかじめケアマネージャーなどと要介護者の状況に応じて、または要介護者やその家族との間で相談の上、決めます。
その決められた内容に従って、要介護者の自宅を定期的に訪問し、必要な介護サービスを提供するのです。
次に介護士(ヘルパー)の具体的な仕事内容を紹介します。
介護と聞いてイメージされる業務から、意外と知られていない業務まで幅広くあります。
・身体介護:排せつ、食事、着替え介助、入浴などの介助と、それに伴う準備や片付け
・生活援助:日常的な掃除、洗濯、調理、生活必需品の買い物などの家事の援助、薬の受け取りなど
・通院などのための乗車・降車の介助
平均年収(2018年)
年収 | 月収 | ボーナス | |
男性 | 353万円 | 26万円 | 42万円 |
女性 | 328万円 | 24万円 | 45万円 |
平均 | 333万円 | 24万円 | 44万円 |
※参考:キャリアガーデン
介護士(ヘルパー)の年収の特徴はとしては、年齢や男女別においてもあまり差がない点といえます。また、事業規模が変わってもそこまで大きく年収には影響しないようです。
一日のお仕事の流れ
時間 | 仕事内容 |
6:00 | 起床 |
7:00 | 朝食 申し送り |
8:00 | |
9:00 | 入浴 シーツ交換 掃除 |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | 昼食 |
13:00 | レクリエーション |
14:00 | |
15:00 | おやつ 記録 報告 |
16:00 | |
17:00 | 夕食 申し送り |
18:00 | |
19:00 | 就寝 |
20:00 | |
21:00以降 | 見回り |
介護士のスキル
介護士(ヘルパー)のお仕事内容についてご紹介しましたが、必要なスキルはどういったものになるのでしょうか。ここでは、必要な資格や、向いている人などをご紹介します。
介護士(ヘルパー)の仕事をする上で、必要なスキルは「人の役に立ちたいという気持ち」「コミュニケーション能力」「体力」の3つが主にあげられます。
必要なスキル
介護をするうえで、要介護者やその家族のために何ができるのか、その方たちのために何ができるのかを考え、行動に移せる気持ちは必要です。
また、介護をする中でコミュニケーション能力も必要です。ただ介護サービスを提供するだけではなく、日々の会話を大事にし、その中から小さな変化やちょっとした要望に気づくことを求められます。そして、当然力仕事が多いため、体力も必要です。
身につくスキル
介護士(ヘルパー)に必要なスキルもあれば、仕事をこなしていくと身につくスキルもあります。具体的にはどんなスキルなのでしょうか。
介護士(ヘルパー)の仕事は力仕事が多く、体力勝負という紹介はしましたが、慣れてくると体に負担をかけずに介助ができる力が身につきます。それは自分にとっても体に負担をかけず、体力の消耗を抑えられたり、仕事を長期的に継続できることにもつながるだけでなく、要介護者にとっても、スムーズなケアを受けられるということになります。お互いに負担が少ないことで、よりよい関係を結ぶことができるでしょう。
また、コミュニケーション能力も身につきます。
必要なスキルにもご紹介しましたが、たとえ最初のうちはコミュニケーション能力に自信がなくても、介護士(ヘルパー)になりたい気持ちが強ければ、要介護者にとってよりよいサービスを提供することを考える中で、積極的にコミュニケーションをとる中で、身についていきます。
介護士の資格
介護士(ヘルパー)の仕事につくには、必要なスキルを身につけるだけではなく、必要な資格を取る必要があります。
ここでは必要な資格についてご紹介します。
介護士(ヘルパー)になるには次の三つのうちいずれかの資格が必要です。
1.介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は介護の基礎知識・スキルがあることを証明できる入門資格です。介護士(ヘルパー)として働くための必要最低限の資格といえます。
初任者研修資格を取得していると、採用時に有利になったり、給与の面で優遇されることもあります。
介護士(ヘルパー)の仕事に就きたい方は、まずこの資格を取得するようにしましょう。
2.介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修の上位にあたる資格です。
この資格を取ることで、サービス提供責任者として働くことができるだけでなく、医療的ケアやたん吸引など実践的なスキルが身に付きます。
今後介護職でステップアップしていきたい方は、取得したい資格です。
3.介護福祉士(国家資格)
介護福祉士は介護職唯一の国家資格です。
介護職のキャリアパス最上位にあたる資格のため、取得難易度はやや高めです。介護福祉士は、介護サービスの提供だけではなく要介護者やその家族からの相談に対応したり、介護スタッフのマネジメントなど管理的な仕事もおこないます。
持っていると良い資格
ケアマネージャー(介護支援専門員)
介護職でキャリアアップを考えている方であれば、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取ることを視野に入れても良いでしょう。
要介護者の状況や環境などに応じたケアプランの作成を、介護保険制度に基づいておこないます。
実務経験を積んだうえで身につけるべき、専門性の高い資格と言えます。
介護士に向いている人
介護士(ヘルパー)にはどのような人が向いているのでしょうか。
介護士(ヘルパー)のお仕事は要介護者のペースに合わせて、介護サービスを提供するお仕事です。そのため、要介護者それぞれの気持ちに寄り添いながら、対応することができる人が向いていると言えます。
また、要介護者への気配りを忘れずに、小さな変化に気づけることも重要です。
未経験から介護士になるには
未経験・無資格でも働ける職場は多くあります。マンパワーグループでも様々な介護の求人を扱っておりますので、介護士(ヘルパー)の仕事に興味のある方はぜひお仕事の検索をしてみてください。
ヘルパー・介護士・介護福祉士の求人一覧
未経験・無資格だと不安…と思う方もいると思いますが、資格取得支援制度や研修制度の環境が整っている職場もたくさんあります。
実務経験だけでなく知識も身につく職場で働けることはモチベーションアップにもつながるでしょう。気になる方はぜひ派遣会社に相談して、そのような環境が用意された職場を紹介してもらうのも良いかもしれません。
まとめ
介護士(ヘルパー)のお仕事について、業務内容をはじめ、年収や必要なスキル・資格などをご紹介しました。資格の有無にかかわらず、興味がある方はぜひお仕事の検索をしてみてください。
業務内容だけでなく、環境なども自分自身にあったお仕事を見つけてみてください。
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