テレワークの普及により、自宅で仕事をすることが増えた人も多いでしょう。なかには、仕事の合間の癒しやインテリアのために、自宅に観葉植物を置きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。この記事では、観葉植物の選び方や育て方のポイント、おすすめの植物などをご紹介します。植物が人に与えるプラスの効果を知り、自分に合った植物を選ぶための参考にしてください。
目次
室内にぴったりな観葉植物選びのポイント
室内で観葉植物を育てる際は、日当たりや置く場所などを考慮する必要があります。植物選びのポイントを解説します。
スペースを考慮して観葉植物の大きさを選ぶ
観葉植物を選ぶ前に、どこに置くかを考えましょう。広さ、高さ、幅といったスペースはもちろん、インテリアとのバランスも考慮することをおすすめします。また、観葉植物によっては、成長によって背が高くなったり枝葉を広げて幅が出たりするものもあります。まずは小ぶりの観葉植物を選び、大きく育てることも検討してみてください。
耐陰性のある観葉植物を選ぶ
観葉植物を室内で育てる場合は、日陰に強い耐陰性のあるものを選ぶとよいでしょう。基本的に、植物は日当たりのよい場所を好みます。そのため、室内に届く日光の量では、枯れたり元気がなくなったりする可能性があるため注意してください。ただし、直射日光に弱い植物もあります。特徴を把握して選ぶことをおすすめします。
育てやすい観葉植物を選ぶ
日当たり同様に、植物によって水やりや肥料、植え替えや剪定といったお手入れの頻度も異なります。初心者や仕事や家事で忙しい人が観葉植物を育てる際は、育てる手間のかからないものがよいでしょう。
~大きさ別~ おすすめの観葉植物
室内で育てることに向く観葉植物を、大型タイプ・中型タイプ・小型タイプといった大きさ別にご紹介します。
大型タイプ
存在感のある大型タイプの観葉植物を紹介します。インテリアとしてはもちろん、室内スペースの目隠しとしても利用できます。
1.ウンベラータ
2.パキラ
3.アレカヤシ
中型タイプ
中型タイプの観葉植物は、インテリアとしての存在感がありつつも、床やカウンターの上などどこでも置くことができる特長があります。
4.オーガスタ
5.モンステラ
切れ込みの入った葉が印象的な、熱帯雨林原産のつる性植物です。耐陰性はありますが、日当たりが弱いと茎が細くなります。あたたかい時期は水をたっぷり与え、冬は乾燥気味に育てましょう。小ぶりなもの、斑が入ったものなど、種類が豊富です。
6.サンスベリア
小型タイプ
小型タイプの観葉植物は、テーブルや机に置いて育てられます。ちょっとしたスペースにいくつか置いてみるのもよいでしょう。
7.アイビー
8.ポトス
9.ガジュマル
熱帯原産の植物で、気根と呼ばれる根っこを地上から地面に伸ばし、独特な形に育ちます。精霊が宿るといわれ、観葉植物としても人気があります。土が乾いたら水をたっぷり与え、葉っぱの裏表に霧吹きで水をかけてつやを保ちましょう。
観葉植物は、インテリアのテイストにあわせて選ぶ方法や、風水効果を考慮して選ぶ方法があります。また、明るい場所なら日光を好む植物、直射日光が当たらず暗い空間なら耐陰性のある植物、棚やテーブルの上なら小ぶりな植物など、植物の性質や大きさも考慮しなければなりません。環境に適した観葉植物を選ぶのも1つの方法です。
~耐陰性別~ おすすめの観葉植物
日当たりのよい場所におすすめ
植物は日当たりのよい場所を好みますが、直射日光で枯れたり色が変わったりするものもあります。日当たりに強いものをご紹介しましょう。
10.アロエ
11.ワイヤープランツ
12.オリーブ
平和の象徴として知られるオリーブは、日当たりがよく水はけのよい土を好みます。耐寒性があるため、庭やベランダなど屋外で育てるのもよいでしょう。数mと大きく育つため、剪定しながら好みの形に整える楽しみもあります。
日陰にも強い観葉植物
種類によっては、日陰でも育つ植物もあります。特に、室内で育てる場合は、耐陰性のある観葉植物がよいでしょう。
13.ユッカ
14.ポリシャス
15.アジアンタム
細い茎に小さな葉が連なった、インテリアに馴染みやすい植物です。耐陰性があるため室内でも育てられます。寒さや乾燥に弱いため、エアコンの当たらないあたたかい場所に置き、水切れに注意しながら育てましょう。
~ 初心者におすすめ~ 育てやすい観葉植物
手間がかからず生命力が強い、育てるのに失敗しにくいなど、初心者でも育てやすい観葉植物をご紹介します。
16.サボテン
17.コケ玉
18.ミリオンバンブー
金運アップや長寿といった花言葉があり、縁起のよい植物として知られています。生命力が強く、水に挿しておくと根が出ることもあります。ハイドロボールと呼ばれる人口の土を利用して植物を育てる、ハイドロカルチャーもおすすめです。
観葉植物を上手に育てるポイント
初めての観葉植物で育て方がわからないと、水やりや手入れをし過ぎて枯らしてしまうこともあります。植物の特徴を把握し、その植物に適した場所で育てましょう。また、耐陰性のある植物でも、日光を当ててあげると育ちやすいです。
「元気がなくなったら日光に当てる」「葉焼けが見られたらレースのカーテン越しに置く」など、植物の状態を観察しながら置く場所を変えてみるのもよいでしょう。植え替えをしながら大きく育てるのもおすすめです。
観葉植物を置くメリットと注意点
室内で観葉植物を育てるには、メリットもデメリットもあります。両方を理解したうえで、置くかどうかを決めましょう。
メリット
室内に観葉植物を置く主なメリットは下記のとおりです。
・インテリアのアクセントになる
・花言葉や風水など縁起のよいものを選べば、ゲン担ぎができる
・癒し効果がある
・光合成による空気清浄効果が期待できる
・植物が香りを放出するフィトンチッド効果で、防虫・殺菌効果が得られる
・植物の蒸散効果で、室内の乾燥を防げる
・植物の手入れをすることで、気分転換ができる
身近な場所に植物を置くことで、心身ともにプラス効果が期待できます。
注意点
観葉植物を置くことには注意点もあります。
・長い目で見ると、手入れを手間に感じることもある
・植物に虫がついたり、土にカビが生えたりすることもある
上記のような点も考慮しながら、観葉植物を置くかどうか判断してください。手間を省きつつインテリアグリーンが欲しい場合は、人工植物や造花を選ぶのも選択肢のひとつです。
まとめ
観葉植物は、おうち時間やテレワーク中の癒しや気分転換にぴったりなアイテムです。置く場所や手入れなどを考慮しつつ、自宅の環境に合ったものを選びましょう。
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