事務職は人気が高い職種のひとつですが、なかには未経験で応募可能な求人も多数あります。応募する際には、経験者とのスキルの差を考慮して、事前に対策することが重要です。この記事では、事務職の種類や働くメリット、仕事に就くためのポイントを解説します。派遣社員として、未経験から事務職にチャレンジする際に、ぜひ参考にしてください。
目次
派遣なら事務職の未経験者でも仕事に就ける?
事務職の募集は、正社員に比べて派遣社員が多く、未経験者でも採用されやすい傾向にあります。そのため、未経験者であっても事務の仕事に就くことが可能です。派遣会社に登録すると、自分の希望条件に合う求人が探しやすくなります。未経験から事務職に応募する際は、無資格、未経験者OKの求人が多い人材派遣会社に登録して探してみましょう。
派遣での事務職が人気な理由
事務の仕事は勤務時間が固定されている会社が多く、事務職は残業や土日祝の出勤も少ない傾向にあるため、ワークライフバランスの保ちやすさから人気を集めています。また、派遣は大手企業で働けるチャンスもあり、キャリアアップの可能性が高まる点もメリットです。事務職はデスクワークが中心で、肉体的な疲労の少ない職種です。仕事と家事・育児などを両立できる環境も探しやすいのが人気の理由です。
派遣社員として事務職に就くメリット
派遣社員として働く場合、派遣会社のサポートを受けながら働くことができます。ここでは、派遣で事務職に就くメリットを解説します。
アルバイトやパートより給料が高い傾向がある
派遣社員の事務職は、未経験者募集でも高単価の求人が多数あり、アルバイトやパートとして働くよりも給料が高い傾向があります。未経験から始めて1年以上のキャリアを積み、経験者となれば、時給3,000円以上の求人にも応募できる可能性が広がります。残業が多い時期は時給分の給料が上がるため、より高い収入を得られるでしょう。
派遣会社のサポートが受けられる
派遣社員になると、派遣先での働き方や条件面の交渉、トラブル対応などを派遣会社がサポートします。就業中だけではなく、希望する条件での就業先の紹介やキャリアプランの相談、スキルアップの講座などもあり、長期間にわたるサポートもメリットのひとつです。未経験から応募可能な仕事に挑戦できるため、希望の仕事に出会える可能性も高くなります。
ワークライフバランスを保てる
事務職は勤務時間が固定されるケースが多いため、シフト通りに仕事ができます。急な残業や出勤要請なども少なく、スケジュールを立てやすいでしょう。事務職に就くとプライベートの時間が確保できるため、ワークライフバランスを保ちやすくなります。派遣の仕事のなかには、週3日〜4日の労働や短時間勤務の求人もあります。
未経験者が派遣就業できる事務職とは
派遣の事務職は種類が多いため、未経験者でも就業できる職種があります。ここでは、派遣の事務職の職種について解説します。
一般事務
一般事務は、未経験者の募集も多い人気の職種です。派遣の事務職には、データ入力や資料作成など、社員の業務をサポートするためのパソコンのスキルが求められます。派遣先によっては、来客や電話対応も業務に含まれます。
営業事務
営業事務は見積書や請求書の作成などを行い、顧客との対応や受発注の処理など、営業活動に関するサポートを行う職種です。営業担当者の代わりに、メールや電話での問い合わせに対応します。
経理事務
経理事務は、売上金額や給与の計算、年末調整などを担当する職種です。一般事務より高度なスキルを求められる傾向にあります。応募条件に専門知識が必要な場合は、会計に関する資格や経験などが求められます。
総務事務
総務事務は、企業で使用される備品の発注や建物の管理などを行う職種です。業務には、社内イベントの企画・運営や電話応対、来客対応なども含まれます。社員が快適に働けるように、会社の運営全体のサポートをする場合もあります。
貿易事務
貿易事務は、海外からの商品の輸入と輸出の際に必要な事務手続きを担当します。書類の作成から申請などの対応、出荷や輸送、通関の手配や品物の出荷、納入管理の仕事もあります。貿易に関する英文書類を扱うため、応募条件には英語の理解と専門知識が必要です。また、貿易事務は専門性が高い職業であるため、時給が高い傾向にあります。
事務職の未経験者に必要なスキル
派遣の事務職の未経験者は、基礎スキルを身につけると仕事に就きやすくなります。ここでは、必要なスキルについて解説します。
基本的なビジネススキル
社会人に求められるマナーとして、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルは重要です。事務職には、書類作成やパソコン操作のスキルだけではなく、社内外との連携や調整など、幅広い業務があります。基本的なスキルとして、時間厳守や報告・連絡・相談など、周囲と協力するためのビジネススキルが求められます。
パソコンのスキル
事務職にパソコンのスキルは必須です。タッチタイピングやビジネスメールの書き方など、WordやExcelを使ったソフトの操作を覚えておきましょう。文章の書き方や基本的な関数を使えると、応募できる仕事の幅が広がるでしょう。
未経験者だと派遣の事務職に就きにくい?
未経験者では派遣の事務職に就きにくいケースもあります。ここでは、その理由について解説します。
事務職の競争率の高さ
事務職は人気の職種であるため、競争率が高い傾向にあります。大手の会社や駅から近い会社などは人気が高く、競争率が高くなることに注意が必要です。条件については自分のなかで優先順位をつけて派遣会社と相談してみましょう。
スキルや経験不足
派遣先によって、事務職の募集要件で求めるスキルや経験は異なります。事務職の未経験者を育成する会社もありますが、募集する人数が少ない傾向にあります。応募する前に、求人の応募資格を調べて、自身のスキルや経験が要件を満たしているかを確認しましょう。WordやExcelなどの操作を習得していると、事務職の応募条件を満たしやすくなります。
未経験者が派遣の事務職に就くためのポイント
未経験者でも、事前の対策によって派遣の事務職に就くことは可能です。ここでは、仕事に就くためのポイントについて解説します。
人材派遣会社のサービスを活用する
未経験者が派遣で事務職に就くには、人材派遣会社のサービスの利用がおすすめです。就業中だけではなく、就業後の丁寧なフォローアップにも取り組んでいますので、派遣が初めての方は、安心できる親身なサポートが受けられる派遣会社を選びましょう。
マンパワーグループでは、社員登用の可能性がある「紹介予定派遣」もあり、正規雇用のチャンスが得られるため、派遣社員からのステップアップにもおすすめです。担当者が経験に応じて適切なアドバイスを行い、面接突破のコツなどを教えてくれます。
面接対策を行う
社員登用の可能性のある「紹介予定派遣」では面接があります。志望動機を明確にして、前向きな姿勢をアピールすることが重要です。未経験者であるがゆえに心配や不安がある場合でも、ネガティブな面だけを主張するのはよくありません。ハッキリした受け答えやわからないことへの質問など、事前準備をしっかりと行いましょう。面接や面談当日は、服や髪などの身だしなみに気をつけましょう。
資格を取得する
事務の未経験者であっても、業務に関連する資格取得者をもっていることで、スキルを取得していることを証明することができます。たとえば、WordやExcelなどのパソコンスキルを証明する「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」がおすすめです。経理事務に必要な「日商簿記」の2級があると、簿記の知識の証明になります。
まとめ
派遣の事務職求人は正社員に比べて募集が多いため、未経験であっても仕事に就きやすいです。基本的なビジネススキルやマナー、パソコンのスキルがあれば、未経験であってもチャンスがあるでしょう。ただし、応募条件や仕事内容は派遣先によって異なります。希望する条件の事務職に就くためには、未経験から応募できる求人を取り扱う人材派遣会社への登録がおすすめです。
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