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【社会人向け】外出時のマナーとは?
社内から外出先で気をつけるマナーまでしっかり解説

2019年11月7日
 
社会人 マナー

社会に出て働くうえで、社会人として最低限のマナーを身につけておかないと、上司や同僚だけではなく、取引先にも迷惑をかけてしまう可能性があります。あなた自身が恥をかかないためにも、社会人としてのマナーをしっかりと身につけておくことが大切です。

この記事では、特に外出時のマナーに焦点をあてて説明します。社内、社外、訪問先別などに分けて詳しく解説するため、外出の多い方はぜひ参考にしてください。

目次


はじめに、外出前や帰社時に気をつけたい社内マナーについて解説します。

1.机の上を整理整頓する

外出前は自分の机の上を整理整頓しておきましょう。机の上が散らかっていると書類が見つからなかったり、なくしてしまうなどのトラブルの原因にもなります。
 
整理整頓は会社で仕事をするうえで大切なマナーです。
書類を雑に扱わず、紛失、漏洩を防ぐことが周囲の信頼を得ることにもつながります。
 
 

2.どこへ出かけるのかをはっきりさせる

外出時には、社内の人に自分がどこへ出かけるのかを伝えておくようにしましょう。行き先掲示板や社内イントラネットシステムへの入力など会社のルールに基づいて自分の行動を明確に共有します。自分の居場所を伝えておくことで、周囲の人は不在の対応をとれるようになります。席を立つときに、「○○に行ってまいります」などの挨拶をして外出をしましょう。
 
 

3.帰社時間を連絡する

不在にしている間は、周囲の人間が不在対応をすることになります。帰社時間を伝えておけば、不在対応もスムーズになります。「○○時に帰社します」といった目安を伝えるようにしておきましょう。
 
また、帰社が遅れそうな場合は、理由を添えて再度連絡しましょう。
 
 

4.出かけるときは挨拶を忘れないようにする

外出する際には、周囲の人に挨拶をしてから出かけましょう。「行ってきます」「行ってまいります」など、上司や同僚に合わせた挨拶をして出かけるとよいでしょう。前述したように、どこへ出かけて何時に帰社するかはここで伝えるようにするとスムーズでしょう。
 
 

5.帰社時も挨拶をする

帰社した際にも周囲に挨拶をしましょう。自分が帰社したことを周囲にしらせ、自分宛ての連絡などが入っていないかどうか確認します。「ただいま戻りました」といった元気な挨拶がよいです。


次に、訪問先へ行く前のマナーについて解説します。

1.訪問の準備をしっかりする

訪問の前に、先方への行き方や移動にかかる時間をあらかじめ調べておきます。移動時間や乗り継ぎ方も確実に法まで調べておくと、遅刻しない時間に自社を出発できます。また、持ち物は前日までに用意しておきましょう。当日に慌てて準備すると忘れてしまうことがあるため、前日までにしっかり準備しておくと余裕をもてます。
 
 

2.遅刻しないようにする

約束の時間に遅刻しないようにするため、5分前には到着するように逆算してから出かけましょう。遅刻は社会人として厳禁です。万が一なんらかのトラブルが発生して遅刻する場合は、先方に必ず連絡を入れましょう。
 
 

3.訪問先に入る前に身だしなみを整える

マナーとして、訪問先のトイレなどで身だしなみを整えるのはあまりよくありません。訪問先に入る前にコートを脱いで身だしなみを整えておき、携帯電話はマナーモードにしておきます。名刺もスムーズに取り出せるようあらかじめ準備しておきましょう。
 
 

4.受付で挨拶する

訪問先に受付が用意されている場合、「いつもお世話になっております」と挨拶し、社名と名前を伝えるようにしましょう。あわせて、誰に用件があるのか、何時にアポイントメントをとっているのかを伝えましょう。


ここでは、訪問先がオフィスである場合の社会人としてのマナーを解説します。

1.応接室に通されたら下座に座る

まず応接室に案内されたら、相手から「お入りください」などの指示があるまで入口付近で待ちましょう。応接室には上座と下座があります。基本的に応接室では入口から一番離れた席が上座で、入口に近い席が下座です。
応接室に通されたときにいきなり上座に座ると、マナーがなっていないと思われてしまいます。無難なのは案内された席に座る、特に指示がなければ下座に座るというものです。着席も相手から「どうぞお座りください」などの指示があってからにしましょう。
 
 

2.担当者が来たら挨拶して名刺交換する

担当者が来る前に名刺入れをカバンから出しておき、名刺をすぐ取り出せるように準備しておきましょう。訪問した側から、担当者に近づいて名刺を先に差し出すようにします。片手で名刺をもち、もう片手を名刺に添えて、相手から見て正面になるように名刺を差し出しましょう。差し出すときに、所属企業や部署、名前を一緒に伝えます。
 
担当者よりも高い位置で名刺を渡すと、印象がよくないため注意が必要です。
 
 

3.お茶を出していただいたら礼を述べる

先方からお茶を出されたら、「頂戴します」「ありがとうございます」などのお礼を述べるのが最低限のマナーです。お茶菓子などをいただいた場合も同様です。いただいたお茶を飲む際には、「いただきます」と言います。温かいお茶の場合は冷める前に飲むようにしましょう。
 
 

4.退室するときも礼を述べる

退室する際にも、「本日はお時間をいただきありがとうございました」などの感謝の気持ちを伝えましょう。会社の顔として取引先を訪問しているのですから、最後まで礼儀正しい姿勢を貫くように心がけるとよい印象を与えられます。印象よく振る舞うことで、訪問先の企業はこれからの取引を前向きに検討する可能性が高まります。
 
 

上司と同行する場合に気をつけることは?

ここでは、訪問先に上司と共に行く場合のマナーについて説明します。
上司に同行する場合、資料を用意するのは部下の役目です。資料に抜けや漏れがないかどうかあらかじめチェックしておきましょう。さらに、名刺は十分な量を用意しておきましょう。複数社を訪問する場合は、特に注意が必要です。
 
また、訪問先に伺う前に身だしなみをチェックしておきましょう。身だしなみも先方はきちんと見ています。一人で外出するとき同様に、訪問先や帰社予定時間を、予定表などに記載して周囲に共有するのを忘れないようにしましょう。
 
移動の際は、移動手段がタクシーであっても社用車であっても、上司が先に乗るのがマナーです。受付では、上司が取り次ぎを頼んでいる間は、後ろに立って待ちます。応接室に入ったら上司は上座に座り、部下は下座に座ります。資料の渡し方などは上司の指示に従うとよいでしょう。名刺交換は上司のあとに自己紹介をしつつ差し出します。
 
お茶など飲みものをいただいた場合は、上司が手をつけてから飲むようにしましょう。上司と訪問企業の担当者との会話でポイントになることはメモします。道中で、訪問先の企業情報など上司が教えてくれることについてもメモをとっておくとあとで役にたちます。


ここでは、訪問先が個人宅の場合のマナーについて解説します。訪問先が個人宅である場合は、企業のときとはマナーが異なります。

1.通された部屋以外には立ち入らない

室内をじろじろと見られたり、通された部屋以外に立ち入ろうとする相手によい印象を抱く人間はいません。家の品定めをされているようで気分を害する可能性が高いため、通された部屋だけに入り、室内を見回すような振る舞いはやめましょう。
 
ビジネス以外の話をすることも厳禁です。気になるものをを見つけたからといって、それを話題に出すと気分を害してしまう可能性があります。ビジネスに関する用件だけを簡潔に述べるようにしましょう。
 
 

2.企業への訪問以上に身だしなみに気をつける

訪問先が個人宅である場合、企業への訪問以上に身だしなみに気をつけましょう。個人宅は靴を脱いであがるため、靴下やストッキングに穴が空いていないかなど、足回りに特に注意する必要があります。
 
雨の日は特に、室内を濡らさないようハンカチなどで服やカバンを拭き、レインコートは脱いで片手に持つなどの配慮をしましょう。冬の場合はチャイムを押す前にコートや手袋、マフラーを外しておきましょう。
 
 

3.和室での振る舞いや席次について

応接室(洋室)だけでなく、和室に通された場合も下座に座るようにしましょう。和室での席次は、床の間を背にした席が上座にあたります。下座は部屋の入口に近い席です。また、コートやカバンは訪問先にひと言断りを入れてから玄関に置きましょう。
 
スリッパを履いている場合は、入室の前に入口で脱ぎます。敷居や畳の緑の部分を踏むことはタブーです。室内に入った後は相手に勧められてから座布団に座ります。座布団に座る際には、いったん畳に正座してから、その姿勢を崩さないようににじり上がるようにします。
座布団の上に立つことは好ましくありませんので気を付けましょう。
 
挨拶する際は、座布団に座ったままではなく畳の部分に座って行います。畳に手をついて、床から5㎝程度まで頭を下げましょう。部屋を出入りし、ふすまを閉じる際には座った状態で行うなどのマナーがあるため、事前に確認しておくとスマートに振る舞うことができます。


外出時に社会人として守るべきマナーは、自社を出発するときから意識しておく必要があります。企業だけでなく個人宅を訪れる際にも、気を付けたいマナーは多いです。それぞれ気を配りたいマナーがありますので、きちんと覚えて実践するとよいでしょう。
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