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転職に役立つオススメ資格や人気の国家資格とは?
資格取得方法も解説

2022年4月20日
 
オススメ資格

キャリアアップやスキルアップのための資格取得を考える人も多いのではないでしょうか。では実際に、転職の際に役立つ資格にはどのような種類があるのでしょうか。オススメの資格を、事務系、営業・接客系、IT系、国家資格に分けて解説しますので、転職に役立つ資格を取得したいものの、どの資格がよいのか分からない..という場合には、ぜひ参考にしてください。

目次


事務系職種を目指す人にオススメの資格 

 
事務系の職種を目指す人にオススメの資格を3つご紹介します。資格の概要や受験資格などを参考にしてください。
 

オススメ資格1:日商簿記検定

簿記とは、会社の帳簿に取引の記録をするために必要な技法で、その習熟度を測る試験のひとつに日商簿記検定があります。難易度順に1〜3級があり、3級を取得していれば実務に役立つといわれています。日商簿記検定は、簿記に関する知識を客観的に証明できる資格として人気があります。転職でアピールするなら2級以上は取得しておきましょう。
 
日商簿記検定は受験資格に制限がなく、誰でも受けることができます。一度取得すれば生涯有効なため、産前・産後休業や育児休業からの再就職に備えて資格を取得する人もいます。
 

オススメ資格2:秘書検定

秘書検定は、秘書に求められる知識や技術があることを証明できる資格です。資格取得のための勉強を通して一般常識やビジネスマナーなども学べるため、事務系の職種に限らず多くの社会人に人気があります。また、受験資格に制限がないことから、秘書検定を受験する学生も少なくありません。
 
資格は1〜3級に分かれていますが、転職でアピールするなら少なくとも2級以上を取得しましょう。
 

オススメ資格3:マイクロソフトオフィススペシャリスト検定

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)検定は、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeソフトに関する知識を持ち、一定以上のレベルでコンピューターを活用できることを証明する資格です。オフィスのバージョンによって試験科目が異なるため、どのバージョンを受けるか迷ったら最新バージョンを受けておくとよいでしょう。
 
書類作成や表計算などを行う事務職にとって、パソコンスキルは必須です。スキルレベルを伝えづらいと思ったら、MOSを取得してみてください。
 

営業・接客系職種を目指す人にオススメの資格

 
営業・接客系の職種を目指す人にオススメの資格を3つご紹介します。資格の概要や受験資格などを参考にしてください。
 

オススメ資格4:営業士検定

営業士検定は、マーケティング・セールスのスペシャリストを目指せる資格です。資格レベルは3段階に分かれます。営業担当者に必要な基本知識を問う「営業士初級」、企画営業で必要な知識やスキルを問う「営業士上級」、そして管業戦略立案や事業評価などに関する知識を問う「営業士マスター」です。実務からノウハウを学ぶことが多い営業職について、テキストを使って論理的に学ぶことができます。
 

オススメ資格5:販売士検定

営業士検定があらゆるサービスを対象としているのに対し、販売士検定は小売り・流通業界が対象の資格です。小売り・流通業界で働くうえで必要な知識が得られるため、店舗での接客や商品の販売が中心の業務なら、販売士検定が役立ちます。
 
資格は1〜3級に分かれており、2級以上なら、商品企画やマーケティング、経営管理など、管理職に役立つ知識も身につけられます。コンサルタントやマーケティング責任者を目指すなら、1級の取得を目指しましょう。
 

オススメ資格6:コミュニケーション能力認定

コミュニケーション能力認定は、人と関わるうえで大切なコミュニケーションスキルを伸ばせる資格です。スキルレベルは4段階に分かれます。2級は1対1、準1級は集団におけるコミュニケーションを学ぶことができます。1級は後輩や部下を指導するリーダー向けで、最上級はコミュニケーションを教えるトレーナーの育成です。
 
転職でアピールするなら、準1級以上あるとよいでしょう。ただし、コミュニケーションスキルは面接でも判断されるため、面接前の対策も入念に行ってください。
 

IT系職種を目指す人にオススメの資格

 
IT系の職種を目指す人にオススメの資格を3つご紹介します。資格の概要や受験資格などを参考にしてください。
 

オススメ資格7:ITパスポート

ITパスポートは、初級システムアドミニストレータ試験の後継といわれる国家資格です。AIやIoTなどの新しい技術や手法の概要、経営やプロジェクトマネジメントに関する知識、セキュリティやネットワークといったITに関する知識など、ビジネス用語から経営知識まで幅広く身につけることができます。
 
現在、多くの職種でパソコンやインターネットの使用は欠かせないこともあり、ITパスポートは人気があります。
 

オススメ資格8:基本情報技術者

ITエンジニアを目指すなら、基本情報技術者(FE/Fundamental Information Technology Engineer Examination)資格もオススメです。ITエンジニアの登竜門といわれる国家資格で、エンジニアに必要な基本的知識やスキル、実践力を身につけた証明になります。
 
独学でも学べるため、未経験でITエンジニアを目指したい人、より高い開発スキルを身につけていきたい人は、チャレンジしてみてください。
 

オススメ資格9:応用情報技術者

応用情報技術者(AP/Applied Information Technology Engineer Examination)は、FEの上位資格にあたります。ITエンジニアとしてさらなるレベルアップを図るなら、AP取得を目指しましょう。APは、システム開発やIT基盤構築などにおいて、パフォーマンスを発揮できる人材であることの証明になります。応用情報技術者は受験資格に制限がないため、FEを取得していなくても受験可能です。
 

人気の国家資格

 
受験資格が幅広く人気のある国家資格を3つご紹介します。どの資格も専門性が高く仕事に役立てられるでしょう。
 

FP技能士

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定1~3級は、税金・保険・年金に関する知識があり、収支や資産などお金の流れを把握・分析する能力を測る試験です。取得すると、クライアントにアドバイスできる資格を持つ証になります。FP技能士検定に合格した人だけが「FP技能士」と名乗れます。保険や金融、不動産業界への転職に役立つでしょう。
 

宅地建物取引士

宅建試験とも呼ばれる宅地建物取引士資格試験は、とてもポピュラーな国家資格です。不動産を適切に扱うために欠かせない不動産取引法務のプロとして、宅地建物取引士にしかできない仕事があります。国土交通省が事業所の規模や業務内容に応じて、定められた人数の宅地建物取引士をおくことを定めているため、有資格者は重宝されます。
 

行政書士

行政書士は法律系資格の登竜門といわれる資格です。行政へ提出する書類の作成には、高度な法律知識が必要になります。そのため、行政書士へ相談したり依頼したりする人が多いです。行政書士は公的手続きのプロとしてニーズが高い資格なので、転職に有利になるだけでなく、資格を活かして独立開業を目指すこともできます。
 

オススメ資格を取得する方法

 
資格を取得する方法として、教育機関を利用する方法と、自分で勉強する方法があります。それぞれのポイントを解説します。
 

専門学校や通信講座を受講する

「勉強の仕方がわからない」「短期間でスムーズに勉強したい」という人には、専門学校や通信講座の受講がオススメです。サポートを受けながら効率的に学ぶことができるでしょう。わからないことがあれば質問できるだけでなく、過去問題から試験対策をしてもらえる機関もあります。ただし手厚いサポートがある分、費用はかかります。
 

独学で学ぶ

独学の場合、テキスト代などが必要ですが、専門学校や通信講座に比べて費用が抑えられます。仕事やプライベートと両立したり、マイペースに学びたい人にも向いているでしょう。ただし、受験資格のなかには指定機関への通学が条件になっていたり、難しくて自分だけでは学習が進まなかったりすることもありますので、どのような方法で学ぶのが自分に合っているのか検討しましょう。
 

資格取得を検討する際のポイント

 
転職にあたって資格を取得しようと考えている人は、次のポイントを踏まえて受検資格を検討してみてください。
 

受験資格を確認する

資格によっては、卒業した学校・学部などに条件があったり、実務経験が求められたりする場合があります。「受験資格を満たしていないため受けられない」ということがないように、受験資格は最初に確認しましょう。
 

資格があるからといって転職できるとは限らない

医師や弁護士のように、資格がなければ就けない職種もありますが、資格がなくてもできる仕事も多く、資格取得と転職はイコールではありません。未経験分野に転職するために、資格取得を目指すことはもちろんのこと、未経験OKの求人を探したり、派遣社員として実務経験を積んだりする選択肢もあります。
 

転職してからでも資格取得はできる

たとえば、資格が必須でない職種なら、無資格・未経験でも転職のチャンスがあります。実際には資格よりも実務経験が評価されることもあるため、転職前に資格が必須ではない場合、希望や状況を判断し、今は経験を積むことに重きを置くと判断してもよいでしょう。仕事と資格取得のための勉強を両立するために派遣社員として仕事をしながら勉強時間を確保したり、キャリアアップをサポートしてくれる派遣会社を活用したりすることもオススメです。
 

まとめ

 
キャリアアップや転職を考える際、何か資格を取得したいと考える人は多いです。事務系はパソコンの検定、営業・接客系はコミュニケーション能力認定、ITエンジニアはシステム開発系の資格などがオススメです。また、ファイナンシャルプランナー、宅建などの人気の高い国家資格もありますので、希望に合った資格をよく調べて勉強に努めましょう。
 
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