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女性のスーツのマナーとは?
インナー・小物・靴の選び方まで徹底解説!

2019年2月13日
 
スーツ マナー

女性の場合、仕事をする服装としてはオフィスカジュアルでよい職場もありますが、営業先などに出向く際などスーツを着用することもあります。
スーツの選び方やマナーを知らずに恥ずかしい思いをしたくないですよね。

この記事では女性がスーツを着る際のマナーについて詳しくご紹介します。スーツに合わせる小物や靴の選び方、注意点もあわせて解説しますので、選ぶ際の参考にしてください。


女性が仕事でスーツを着用する際の選び方や着方、マナーについて詳しくご紹介します。

適切なスーツの色・素材・サイズは?

女性用のスーツにはさまざまなデザインのものがありますが、色や素材、サイズの選び方にはポイントがあります。仕事の際にふさわしいスーツの選び方を解説します。

適切なスーツの色

女性が仕事で着るスーツの定番色は、男性と同様紺やグレーなどの落ち着いた色がおすすめです。派手な色のものはオフィスでは敬遠されます。
 
黒も着やすく便利な色ですが、冠婚葬祭の印象の強い色でもあります。公式な場面や重要な式典など、しっかりした印象やフォーマルな雰囲気にしたい時などには特に向いています。
夏場はベージュや薄いグレーなどの清涼感を感じさせる色もおすすめです。
 
 

素材

スーツの素材は職種によって適切なものが異なります。
一般的にオールシーズン、夏用、冬用と3種類に分かれています。夏用では、麻やモヘアがつかわれているものもあり、涼しく、見ためも爽やかで柔らかい印象です。しわになりやすいという特徴もあるため気をつけましょう。

冬用は、ウール素材のスーツが中心です。
少しカジュアルな印象にしたいときはツイード素材を選んでも楽しめます。
スーツ選びで大切なことは季節感とその場の雰囲気にあったものを着用することです。
選び方に迷ったときはプロに相談しましょう。
 
 

サイズ

サイズの合わないスーツは印象を悪くします。肩幅、着丈、袖丈が自分の体のサイズと合っているものを選びましょう。サイズ選びのポイントについてはトップスとボトムス、それぞれについて気を付けるべきポイントがあります。ポイントは後ほど説明します。

ジャケット選び・着方のマナーとは

ジャケット選びで重要になるのは肩幅のサイズです。
ゆとりがありすぎるとだらしない印象になるため、大きすぎるサイズはよくありません。
また自分の肩幅より小さいと窮屈で動きづらくなってしまいます。
必ず試着して腕の上げ下げをし、実際に仕事で必要な動きを試してみて、無理なく動けることを確認してから選びましょう。
 
女性がジャケットを着用する際、ボタンは全て留めて着用するのがマナーです。
男性の場合、一番下のボタンは留めないのが慣例となっていますが、女性と男性ではマナーが異なることに注意しましょう。
バスト周りのフィット感も重要です。バスト周りのサイズ感は、着用してボタンを全て留めた状態でチェックします。バストが窮屈すぎると横ジワができてしまいますので、シワが出ないものを選びましょう。
 
ジャケットは、ボトムスによって適切な着丈が変わります。
パンツと合わせる場合は、おしりが隠れるくらいのやや長めの丈、スカートと合わせる場合、やや短めの丈のものが相性の良い組み合わせです。
 
 

ボトムス(スカート・パンツ)のマナーとは

女性のスーツのボトムスは、男性と違ってスカートとパンツ、2種類の選択肢があります。

スカート

女性向けビジネススーツのスカートの形には上から下まで幅があまり変わらないタイトスカートと裾が広がるフレアスカートがあります。
スーツと合わせるスカートはタイトスカートが無難ですが、フレアタイプも増えてきました。
 
スカート丈は、短すぎず、長すぎないものがベストです。
立っているときに膝にかかる程度の長さが良いでしょう。
しかし身長が低い方の場合、膝が隠れない程度の丈の方が、バランス良く見える場合があります。
 
タイトスカートは座ると脚が見える部分が増えます。座ったときに肌が見える部分が多くなりすぎないよう、気を付けるようにしましょう。およそ膝上10cm以内が目安です。
 
タイトスカートの場合はサイズ選びも大事です。かがんだときや、座ったとき、腰回りのサイズがきついと窮屈で動きにくいだけでなく、上の方にずり上がってきて露出が増えてしまいます。ストレッチ素材にするなど、素材選びにも気をつけましょう。
 
フレアスカートの場合、座ったときにも体の線が出過ぎることがありません。
丈も短くなり過ぎないので、立ったり座ったりが多い仕事や、座っている時間が長い仕事におすすめです。
 

パンツ

スーツに合わせるパンツのデザインにはストレートやフレア、テーパードなどがあります。
パンツはスカートより動きやすく活発に見えるので、移動が多い仕事や、活動的に見せたい職種におすすめです。
 
合わせる靴により適切な丈が変わりますので、試着して必要であれば裾丈を直してもらうようにしましょう。

パンツの最適な丈は足の甲に裾が触れるか触れないか程度ですが、デザインにより適切な長さは異なります。どの丈がベストかよくわからない場合は、販売店のスタッフや、プロに相談しましょう。


ジャケットに合わせるインナーを選ぶ際の留意点について解説します。

インナーの選び方

ジャケットに合わせるインナーにはシャツやブラウス、カットソーなどがありますが、大事なことは自分の体型に合ったサイズを選ぶことです。
 
シャツのサイズ選びで重視するのはバストのサイズです。
ブラジャーを着用したときのバストの高さに合わせ、大きすぎず、小さすぎないものを選ぶようにします。バストのサイズに比べてシャツのサイズが小さいと、胸元に横方向のシワが出てしまいます。大きすぎる場合も縦にシワができて美しくありません。
 
カットソータイプのインナーでサイズが大きすぎると、お辞儀をしたときに下着が見えてしまうことがあり、よくありません。ジャストサイズのものを選びましょう。
季節に応じて袖丈を選んで構いませんが、肩の見えるノースリーブは避けましょう。

ジャケットを脱いだとき、肌の露出の少ない長袖シャツを着用している方がきちんとした印象を与えます。
 
シャツの袖丈について、女性の場合は明確なルールが定まっていませんが、ジャケットの袖口から下のシャツが見えない長さが無難です。

男性の場合はジャケットの袖丈より1cm〜1.5cm長めが良いとされています。もちろん女性がジャケットとシャツを着用する場合、男性と同じルールで着こなしても間違いではありません。
 
 

シャツの襟はどちらが適切?

女性がジャケットに合わせるシャツには以下の2種類があります。どちらを選んでも問題ありません。

・開襟
・レギュラー
 
開襟は襟が開いた状態で着るシャツで、元気な印象を与えます。反面、開きが大きすぎるとだらしない印象になりますので注意が必要です。
 
レギュラーシャツは首の一番上までボタンを留めて着用すると、きちんとした真面目な印象を与えます。ただ、人によっては一番上までボタンを留めてしまうと苦しいと感じることもありますので、好みや与える印象だけでなく自分の体型に合ったデザインを選ぶことが大切です。


スーツに合わせる小物を選ぶ際には、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

ベルトの色・選び方は?

スーツのパンツにベルトループがついている場合は必ずベルトを着用しましょう。
パンツにベルトループがあるのにベルトをしていないと見た目がよくありません。
選ぶベルトの色は、パンツの色と同系色のものにしましょう。
 
ベルトの幅は細いものを選びます。ベルトループの幅が太くても、ベルト本体は細いものを選びましょう。幅の広いベルトはカジュアルな印象になるので、仕事のシーンで使うのには向いていません。
 
バックルが派手なデザインは避けましょう。シンプルなスクエア型かラウンド型で、ゴールドかシルバーカラーのデザインならばビジネスシーンでも違和感なく着用できます。
 
 

バッグの選び方

スーツに合わせるバッグは、黒、茶、紺などの落ち着いた色を選びましょう。
原色や目立つデザインのバッグはビジネスの場にはふさわしくありません。
 
また、一見してブランドものとわかるバッグや、大きなロゴの入ったものも避けましょう。仕事向きではありません。ブランドのバッグを持つ場合は、ロゴが入っていないものか、目立たない場所に控えめに小さく入っているものにしましょう。
 
バッグのサイズは、A4サイズを収納できるものを選んでください。仕事で使う書類はA4サイズがほとんどですので、書類がきちんと入るものが適切です。
 
 

スーツに合う腕時計は?

女性がビジネスシーンで使う腕時計は、シンプルなデザインのアナログタイプの腕時計がベストです。
華美で派手なデザインや、装飾が多いもの、文字盤に要素が多くごちゃごちゃした印象を与えるものは避けましょう。また、デジタルタイプの時計もできれば選ばないようにしましょう。

アウトドアや運動時に使用するスポーツタイプの時計も、カジュアルな印象を与えるため、ビジネスシーンではNGです。
スーツに合う腕時計の選び方には、次の2つのポイントがあります。
 
・文字盤の色
・ベルトの素材と色
 
文字盤の色で一番合わせやすいのが白です。清潔感を与え、ビジネス以外のフォーマルな場にもマッチするため、使い勝手の良い色です。黒は高級感があり、シックでお洒落な印象を与え、ビジネスの場でも違和感のない色です。
 
ピンクやクリームベージュなどの女性らしい淡い色もおすすめです。柔らかい印象になります。


スーツに合わせる靴にもふさわしいものとそうでないものがあります。スーツに合わせる靴のマナーについて解説します。

ミュールは履いてもよい?

ビジネスシーンで着用する靴はつま先とかかとを見せないものが正式であるとされています。
このため、かかとが見えるミュールや、つま先が見えるサンダルはよくありません。
最も好ましいのはパンプスです。

ヒールもビジネス向けの高さがあります。フラットなものはカジュアルな印象になるのでおすすめできませんが、あまりにも高いヒールも派手な印象を与えるためビジネス向けではありません。3cm〜5cm程度の高さが疲れにくく、全体のバランスも良いのでおすすめです。
 
黒やスーツに合わせた色で、装飾のないシンプルなデザインを選べば重宝します。
 
 

ストッキングやタイツの選び方

女性のスーツには肌色のストッキングを合わせるのがベストです。
黒いストッキングは、黒いスーツを合わせた場合に冠婚葬祭を想起させるため避けます。また冬場には防寒のためタイツを合わせたくなりますが、タイツや靴下はカジュアルな印象を与えるため控えたほうがよいでしょう。
 
職場によっては、合わせるスーツのカラーに合せてダークカラーのタイツやストッキングが問題ない場合もあります。TPOや職場環境に合わせて選ぶようにしましょう。


女性がビジネスシーンで着用するスーツのマナーについて解説しました。
マナーに気をつけたビジネススーツ選びのポイントには以下のようなものがあります。

・スーツの選び方にはマナーがある
・スーツに合わせるインナーの選び方
・スーツに合わせる靴、小物の選び方
 
特に新しい職場で働くときには、第一印象が大切です。職種や会社によっても異なるので、職場環境に合わせたスーツや小物選びが重要です。
 
仕事を選ぶときには、仕事の内容だけでなくどのような服装がふさわしいかなどの職場の環境も知りたいものです。
 
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