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英会話で使いたい!アイスブレイクとは?
すぐに使える例文も紹介

2019年12月25日
 
英会話 アイスブレイク

英会話のスキルを使って、ビジネスで活躍したいと考えている方も多いことでしょう。この記事では、英会話でも打ち解けた雰囲気で商談やクライアントとのやり取りをするための「アイスブレイク」に関して解説します。英会話におけるアイスブレイクの具体的なフレーズも紹介するので、ビジネスで役立ててください。

目次


アイスブレイク(ice breaker)とは、面識がなかったり、まだ親しくなかったりする者同士が顔を合わせたときなどに、緊張して凍りついた場の空気を和ませるため本題に入る前にする簡単な発言のことです。アイスブレイクは、年齢や職業、立場を問わないだけでなく、会議や研修、営業、接客など、さまざまな場面で用いることができるテクニックです。

アイスブレイクがもたらす効果とは?

アイスブレイクで緊張を解きほぐし、円滑なコミュニケーションをとることが可能になります。また、アイスブレイクの内容によっては、その場にいる人間同士の相互理解を深め、話しやすい雰囲気がつくれるなど、さまざまなプラス効果をもたらします。


英会話でアイスブレイクを取り入れる方法はいくつかあります。主な取り入れ方と例文を紹介します。

自己紹介

自分の名前を述べて握手するだけでなく、自分に関する情報やエピソードを加えれば自己紹介もアイスブレイクになります。「私もです」「詳しく教えてください」など、相手が自分のことを述べたり質問したりするきっかけがつくれるとなおよいでしょう。
 

自己紹介の例文

自己紹介の例文を紹介します。
 
「Hello, my name is Taro Tanaka. It's a pleasure to meet you.」
こんにちは、田中太郎です。お会いできて光栄です。
 
「I’m from Fukuoka but I live in Tokyo now.」
私は福岡出身ですが、現在は東京に住んでいます。
 
「I’m 35 years old.」
私は35歳です。
 
「I enjoy spending my holidays with my children.」
休日は子供と楽しく過ごしています。
 
 

場所などに関してコメントする

アイスブレイクとして、今いる場所や状況、食事、共有している環境などについてコメントするのもよいでしょう。相手がイメージしやすく共感できるような内容であれば会話のきっかけになり、会話が弾めばその場の雰囲気が和みます。また、場を共有する場合には「暑い」「寒い」など、少しネガティブよりの話題でも問題ないでしょう。
 

その場のコメントに関する例文

場所などに関してコメントする際の例文を紹介します。
 
「It’s so nice out today.」
今日は天気がいいですね。
 
「It hardly ever snow in my hometown.」
私の地元では雪はめったに降りません。
 
「It’s very crowded today.」
今日は非常に混んでいますね。
 
 

質問する

初対面の方と会ったとき、スピーチやプレゼンテーションなどで人前に立ったときなどは、自分も緊張してしまうことが少なくありません。うまく話ができないと思ったときは、相手に対して質問をしてみましょう。相手の返事から自分との共通点などを探りだすことで、会話を広げられます。
 

質問の例文

共通点を探るための質問の例文を紹介します。
 
「Where do you live in Tokyo?」
東京のどこにお住まいですか?
 
「What brings you here?」
ここにいる目的は何ですか?
 
「How did you know him?」
どうやって彼と知り合ったのですか?
 
 

褒めるコメントをする

褒められると誰しも嬉しくなるものです。そのため、アイスブレイクとして相手が身につけているものや持ちもの、スキルなどを褒めるのもおすすめです。ただし、容姿に対するコメントはセクハラだと受け取られてしまったり、相手の気分を害することもあるため避けるようにしてください。
 

褒めるコメントの例文

相手を褒める際の例文を紹介します。
 
「I like your watch.」
ステキな時計ですね。
 
「It's a nice necklace.」
ステキなネックレスですね。
 
褒めるコメントの後に続けて質問をするのもテクニックのひとつです。
 
「Nice shoes. Where did you get them?」
ステキな靴ですね。どこで買ったのですか?


ここでは、英会話でアイスブレイクを取り入れる際、押さえておくとよいポイントについて解説していきます。

質問形を意識する

アイスブレイクを質問形にすることで、相手が会話に参加しやすくなり、相手の返事からさらに会話を膨らませることができます。
 
「暑くないですか?」など、簡単な質問を投げかけるのもよいですが、例えば自分の出身地を述べつつ相手の出身地を質問するなどです。相手が身につけているものを褒め、どこで入手したのか聞き出すなど何かと組み合わせて質問するのもおすすめです。
 
 

避けるべき話題を意識する

アイスブレイクには、避けたほうがよい話題もあります。会話の内容によっては、場を和ませるつもりが凍りつかせてしまったり、緊張をほぐすつもりが相手の気分を害してしまったりすることもあるため注意しましょう。
 
ネガティブな話題、相手の容姿に関する話題、政治・宗教・学歴・年齢など相手のプライベートに踏み込みすぎる話題などは避けるようにしましょう。文化や母国語が異なる相手の場合は、特に気をつける必要があります。
 
 

共通点を見つける会話を意識する

相手との共通点を見つけられればお互いに親近感が湧き、自然と会話が弾んでいくはずです。文化や母国語が異なる相手でも、共感を得られやすくなるでしょう。
 
「共通点を見つけ、共感を得る」と聞くと難しいように感じる方もいるかもしれません。しかし、「いいお天気ですね」「そうですね」など、些細な会話でも共感を得ることは可能です。


英会話には、いくつかのアイスブレイクのためのフレーズがあります。パターン別の例文を紹介します。

家族や余暇の過ごし方を尋ねる例文

週末の過ごし方など、余暇について尋ねる例文を紹介します。
 
「How was your weekend?」
週末はいかがでしたか?
 
「What are you doing this weekend?」
今週末は何をする予定ですか?
 
初対面の相手に結婚しているかを聞くのは避けるようにしてください。しかし、あらかじめ相手に家族がいることを知っているならば、家族について尋ねてみるのもよいでしょう。
 
「How is your wife doing?」
奥様はお元気ですか?
 
 

ビジネスに関するアイスブレイク例文

ビジネスに関するアイスブレイクの例文を紹介します。相手の仕事の状況や、どんな仕事をしているのか、職種を訪ねる場合などの例文です。
 
「How's business recently?」
最近、仕事の調子はいかがですか?
 
「What kind of work do you do?」
どのようなお仕事をされているのですか?
 
「I heard that you are a certified public accountant.」
公認会計士をされているそうですね。
 
自分と相手に共通の知り合いがいる場合は、次のような会話をするのもよいでしょう。
 
「Is Mr. Yamamoto your business associate?」
山本さんはあなたの仕事仲間ですか?
 
「How did you get to know John?」
「How do you know John?」
ジョンとはどのように知り合ったのですか?
 
 

褒めるコメント例文

Nice(いいね)・Excellent(素晴らしい)・Amazing(すごい)など、一言で相手を褒めることもできます。しかし、ビジネス上の功績や努力などをたたえる際は、次の例文のように褒めるとよいでしょう。
 
「I was very impressed with your work.」
あなたの仕事に感銘を受けました。
 
「I really liked your idea.」
あなたのアイディア、とてもいいですね。
 
 

街やレストランで使えるアイスブレイク例文

英会話によるアイスブレイクは、ビジネスだけでなく日常でも使うことがあります。街で困っている方を見かけた場合は次のように声をかけてみましょう。
 
「Do you need any help?」
何かお困りですか?
 
また、カフェなどでは次のように声をかけてみると、会話のきっかけができます。
 
「That looks good.」
おいしそうですね。
 
「How are the desserts here?」
ここのデザートはいかがですか?


アイスブレイクは、あまり親しくない者同士が顔を合わせたときなど、その場を和ませる際に役立ちます。自己紹介をする、相手との共通の話題に触れるなどの機会があれば、会話に取り入れることで会話がはずみます。基本的なフレーズをいくつか紹介したので、上手に活用してください。
 
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