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派遣社員のお金の管理術を徹底調査!
お給料の額は?月々どうやりくりしている?

2019年10月24日
 
お金の管理術

派遣社員のお給料、多い月もあれば、少ない月もあるものです。みんなは何に使っているのか、貯蓄はどのくらいしているのか、毎月どのようにやりくりをしているのか、気になるところでしょう。そこで今回は、派遣で働く女性400人のお財布事情やお金の管理術について調査しました。

目次


派遣社員の毎月の給与額

 
派遣社員の場合、勤務日数によって毎月のお給料の額が変化するものです。まずは、「少ない月」「多い月」、そして「平均」の給与額を見ていきましょう。調査の結果、少ない月の給与額は「 16万円」、多い月は「 20万円」、それらを平均すると、「毎月 17万円」という結果に。少ない月と多い月では「 4万円」の差があることがわかりました。

給与が少ない月のお金の使い方

 
毎月の給与額に幅がある派遣社員。お給料が少ない月のお金の使い道を聞いたところ、「買い物をしない」という回答がトップで、全体の6割以上を占めました。また、「食費を節約する」( 50.8%)、「外食の頻度を減らす」( 44.5%)など、無駄遣いをしないようにお財布のひもを締めているようです。
 
年代別に見ると、 20代は他の年代より、「食費を節約する」( 60.0%)、「副業をする」( 24.0%)と答えた人が多くいました。約4人に1人は、別の方法で稼ぐ道を確保しているようです。
 
 
一方、 30代は「買い物をしない」( 62.0%)、「外食の頻度を減らす」( 45.3%)が、他の世代に比べてわずかに多く、楽しみに費やすお金を減らす工夫をしていました。
 
また、 40代は「食費を節約する」( 45.3%)が他の年代より低い一方、「交通費をかけない」( 24.7%)、「光熱費を意識する」( 22.0%)が高く、一つの分野に偏らない節約意識で、全体的なバランスを取っているようです。

給与が高い月のお金の使い方

 
お給料が多い月に、何にお金を使うかを聞いたところ、「貯蓄する」が6割強の回答を占めました。
 
年代別に見ると、 20代は他の年代に比べて、「貯金をする」( 69.0%)傾向が高く、洋服などの「買い物をしない」( 27.0%)ということもわかりました。一方で、「外出の頻度が増える」( 27.0%)、「友人など人に会う頻度が増える」 (24.0%)は他の世代よりも高く、遊びに出掛けるなど交流する機会にお金をかけているようです。
 
また、 30代は「外食の頻度が増える」( 27.3%)との回答が他の世代よりかなり高く、「旅行に行く」( 18.0%)もわずかに多いことがわかりました。「買い物をしない」( 12.0%)と答えた人も1割強と少ないことから、自分の好きなことにお金を使っているようです。
 
40代は「投資する」( 13.3%)、「特にお金の使い方は変わらない」( 17.3%)との回答が他の世代よりも多く、財テク(財務テクノロジー)する人、いつも通りに生活する人など、お金に対するスタンスがそれぞれに確立されているようです。
 

それでは、数ヶ月や数年などの長期スパンでお金を管理するために、どんなことをしているのかを紹介していきましょう。
 

計画的に貯蓄する

毎月の貯蓄額や年間の目標額を決めて、計画的に貯蓄していく方法です。500円玉などの小銭をコツコツと貯蓄している人も多く見られました。
 
500円玉貯金を心がける(26歳/電話業務)
・毎月5万ずつ貯蓄する(29歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・毎月決まった金額を口座に入れ、それ以外は自由にご褒美として使う(24歳/事務)
・年単位で必要な住民税などは、ボーナスから積み立てる。月々の給与はコンスタントに貯蓄する(33歳/事務)
 
 

自分ルールを作る

タクシーに乗ったつもり、外食したつもり、などの「つもり貯金」や小袋に分けてタンス貯金するなど、自分ルールを作って貯蓄する方法です。
 
・タクシーに乗ったつもりなど、“つもり貯金”を習慣にする(38歳/事務)
1日に1時間の時給分を貯蓄している(44歳/事務)
・予算袋を分けている(27歳/経理事務)
・口座を2つ作り、1ヶ月のお給料でやりくりして余った分を、もう1つの口座に移す。(25歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・定期預金、個人年金、家計簿をつけている(31歳/その他)
 
 

好きなことのために貯蓄する

趣味などの好きなことのために貯蓄をする方法です。貯蓄の先には自分のやりたいことが待っているため、貯蓄に対するモチベーションも高まります。
 
・ライブのチケットのために貯蓄する(39歳/事務)
・年2回の海外旅行に行くための貯蓄する(43歳/電話業務)
・年に1回のディズニー旅行のために、500円玉貯金をしている(45歳/事務)
 
 

投資する・稼ぐ

iDeCo(イデコ)や積み立てNISAなどの金融商品に投資したり、アンケートに答えてポイントをもらったり、フリマアプリなどを使って小遣い稼ぎする方法です。
 
iDeCo(イデコ)や積み立てNISAなどの金融商品で、先引きする形で貯蓄している(39歳/事務)
・アンケートモニターなどの謝礼金をコツコツ貯めたり、フリマアプリで古着を売ったりして少しずつ貯蓄している(23歳/事務)


今回の調査では、派遣で働くみなさんのお財布事情として、月の給与額平均が「17万円」ということがわかりました。また、給与の多い月、少ない月には、それぞれ使い道を工夫し、しっかりと貯蓄していることも見てきました。長期スパンでのお金の管理術については、月額や年間目標額を決めていたり、好きなことのために貯蓄したり、自分にあった貯蓄方法を見つけて、人それぞれに工夫をしているようです。
 
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<調査概要>
調査タイトル:派遣社員についてのアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019723日〜729
調査対象:派遣社員として働く全国の2049歳女性
有効回答:400サンプル


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