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未経験でも応募しやすい職種や業界はある?
もっているとよいスキルや資格などもご紹介

2020年12月16日
 
未経験 職種 業界

この記事では、未経験者でも応募ができる職種や業界についてご紹介します。未経験者の応募を可能としている職種や業界は多々あるため、具体的な例を挙げながら解説します。企業がなぜ未経験者の応募を可能としているのか、職種や業界未経験であっても、採用されるために取得していると有効なスキルや資格もあわせてご紹介します。お仕事探しの際にぜひ参考にしてください。

目次


未経験の職種や業界で働くことは可能か

 
結論からいうと、未経験の職種や業界で働くことは可能です。求人情報で条件を確認したときに、未経験者の応募を可能としている案件は多数あります。特に派遣求人のなかには、未経験者の採用を積極的に行う企業も存在します。ただし、人気求人など応募者が多い場合には、経験者が採用されやすいこともあります。
 

「未経験可」の求人には3種類ある

 
求人情報で「未経験可」としている場合、以下の3つのいずれかにわかれます。自分が該当するものを確認してみましょう。
 

職種未経験者

これまで働いてきた業界であっても、経験のない職種に挑戦する際は、職種未経験者となります。たとえば、製造業の現場において製造業務を担当していても、事務の仕事に挑戦する場合には職種の未経験者です。ただし、業界の知識があるため、業界の特色などはすでに理解していると期待されます。
 

業界未経験者

職種が同じであっても、今までとまったく異なる業界で働く場合は、業界未経験者になります。たとえば、これまで不動産業界で営業職に就いていたとしても、金融業界で営業をするならば業界の未経験者です。しかし、職種についてのスキルは身についているため、業界の専門的な知識を覚えたあとは、即戦力として期待されます。
 

職種業界ともに未経験者

前述した2パターンに加えて、職種、業界ともに未経験の場合も、未経験者となります。このように未経験といっても、3種類に分かれます。また、企業によって未経験者の定義が異なるため、HPや求人内容をよく確認し、求める人物像を理解することが重要です。
 

企業が未経験可としている理由

 
ここでは、企業がなぜ「未経験可」としているのか、その理由を考えてみます。まず考えられることは、社内の教育制度の充実です。教育制度が整っていることで、未経験者を積極的に受け入れることが可能になります。さらに、業界によっては入社後に資格取得を支援している場合もあります。
 
そのほか、先入観をもたず一緒に働くことができる仲間を探していたり、人材が慢性的に不足していたりといったさまざまな理由が考えられます。
 

未経験でも、ビジネスマナーやスキルがあると評価されやすい

 
未経験者であっても、ビジネスマナーや企業が求めるスキルがあるとよいでしょう。電話応対、正しい敬語の使い方、時間厳守、身だしなみなどは社会人としてのマナーとなるため、再確認しておきましょう。また、ITリテラシーやオフィスソフトが使えることも大切です。
 
社会人経験がある場合は、異職種や異業界からの転職であっても、応募書類や面接時に実績やスキルを精いっぱいアピールしましょう。企業に安心感を与える材料となります。
 

未経験可の求人が多い職種

 
ここからは、「未経験可」の求人が多い職種を8つご紹介します。仕事内容や働きやすさなどを理解しましょう。
 

オフィスワーク(事務職)

オフィスワークには、一般事務や営業事務、経理事務などの職種があります。なかでも一般事務は未経験者からでも働きやすい職種です。また、勤務時間が9時から17時などと定時が決まっていることも多く、予定が立てやすいという長所もあります。一方、経理事務は経験や資格取得が必要な求人もあるため、採用のハードルが高まります。
 
また、建設業界の経理事務の場合には、建設業経理士の資格取得も視野に入れる必要があります。
 

テレマーケティング

テレマーケティングには、テレフォンオペレーターやコールセンターなどの職種があります。テレマーケティングの仕事をする場合、マニュアルが完備されていたり、研修が充実している企業がほとんどであるため、未経験者でも安心して働くことが可能です。
 

営業

営業職には、新規営業や反響営業、ルート営業などの職種があります。企業ごとに必要とされる知識が異なることから、未経験者可としているものも多いです。人と接することや多くの人との出会いにやりがいを感じる人に向いている職種です。
 

受付

受付はオフィスビルや住宅展示場に多く、来訪者とのやり取りを中心に、簡単な事務作業もあります。受付業務が未経験であっても、研修制度を用意している企業が多いため、必要な知識は入社後に身につけることができます。
 

接客・販売

接客・販売では、アパレルや量販店の求人が多いです。来店者への接客が主な仕事であり、接客マニュアルや商品マニュアルが用意されているため、未経験者も挑戦しやすいです。また、勤務はシフト制となるため、平日に休日が欲しい人にはおすすめです。
 

ITエンジニア

ITや人工知能の進化、プログラミング教育の必修化などにより、ITエンジニアは現在注目されている職種です。しかし、人材育成が間に合っていないため、人材不足が続いています。未経験者への教育支援制度も整えられ、挑戦しやすい職種になってきています。
 

医療事務や介護福祉系の仕事

医療や福祉関係の人材も不足しているため、未経験者も挑戦しやすい職種です。介護職は資格をもっていなくても挑戦できるなど、門戸が広がっています。また、働きながら資格を取得することで、給与アップや職務の幅の広がりも期待できます。
 

美容関連の仕事

美容関係の仕事は、新規出店やサービスの充実などにより未経験者を採用する機会が増えています。特に業績が好調な企業は未経験者の求人数を増やしています。また、新卒採用で採りきれなかった人材を中途採用で補うケースもあり、チャンスが広がっています。
 

未経験可の求人が多い業界

 
ここでは、未経験から応募が可能な求人が多い業界を4つご紹介します。未経験可のお仕事を探す際の参考にしてください。
 

IT業界

IT業界は急速なインターネットの普及や革新により、慢性的な人材不足に陥っています。そのため、未経験者であっても将来に期待するポテンシャル採用を積極的に行っています。
 

商社

商社には総合商社と専門商社があります。特に事業領域が狭い専門商社では、入社前の研修がしっかりしていることが多く、未経験者であっても活躍することが可能です。
 

接客業界(流通、小売、フード業界)

接客業はマニュアルが完備されており、未経験者がすぐに業務経験を積むことができます。慢性的な人材不足に悩まされている業界であるため、求人数も多いです。
 

運輸業界

インターネット通販を利用する人が増えたことで、運輸業界も人手不足が叫ばれています。運転免許を保有していれば転職がしやすい業界です。
 

未経験の職種や業界の仕事に就くためのポイント

 
未経験の職種や業種の仕事に就くには、応募書類の作成や面接時に以下のようなポイントがあります。
 

仕事に対して前向きであることを伝える

未経験の場合は、仕事に前向きに取り組むことを伝えましょう。「経験はありませんが、全力で取り組みます」など、意欲的であることがポイントとなります。また、自分にできることや、これまでの経験を今後どう活かすか伝えることを意識してみましょう。
 
「未経験のため、仕事をこなせるかわかりません」と、自らの不安を多く伝えすぎると採用側も不安になるため、就業前に勉強しておくべきことや就業後の研修の有無などを確認するとよいでしょう。
 

仕事に役立つ資格の取得・ビジネスマナーを身につける

前述のとおり、応募前に最低限のスキルやマナーを確認しましょう。仮に現時点でスキルやマナーがなければ、習得のために学習して、応募書類や面接で伝えられるようにしましょう。なお、以下のスキルや資格は経験がなくとも自己学習できるものですので、参考にしてください。
 
・WordやExcel、PowerPointなど、オフィス関係の資格や検定
・日商簿記検定
・秘書技能検定
・販売士検定
・営業士検定
・コミュニケーション能力
・基本的なパソコン操作、ブラインドタッチやショートカットキーなど
 
以上を応募職種にあわせて取得してみましょう。
 

人材紹介会社や派遣会社に登録する

資格取得やスキルの向上の方法がわからない人もいるでしょう。そのような人は人材紹介会社や派遣会社に登録して、未経験者が応募できる求人を探す方法をおすすめします。マンパワーグループでは、就業に向けたさまざまなサポートが充実しています。OAスキルやビジネスマナーを学ぶオンライン講座もあります。そのように派遣社員から経験を積んでいくキャリアアップも可能です。
 

企業が未経験の人材に求めるもの

 
企業が未経験の人材に求めることはさまざまです。
 
・ほかの社員と円滑にコミュニケーションを取りながら仕事ができる
・新しい職場環境に柔軟に適応ができる
・意欲をもって前向きに仕事に取り組める
・前職の経験や実績を活かすことができる
・自社の企業風土や雰囲気を理解して、ともに楽しく働くことができる
 
これらのなかでも、意欲や柔軟性、前職での実績は企業が特に重要視しています。未経験というハンデに負けず仕事に取り組めるか、人見知りをせずに職場に馴染めるかは応募書類や面接時に十分なアピールが必要となるため、準備を念入りに行うことが大切です。
 

まとめ

 
未経験であっても、働くことができる職種や業界は数多くあります。また求人に「未経験可」とあっても、職種未経験、業界未経験、職種・業界ともに未経験の3つに分類されます。完全に未経験の場合は、意欲的な点や柔軟性の高い点などをアピールして採用につなげましょう。なお、未経験の職種や業界への転職は派遣会社の利用が有効です。
 
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