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未経験でも事務になれる?
仕事内容や役にたつ資格・スキルまでくわしく解説

2024年5月16日
 
未経験 事務

事務職は、基本的にルーティンワークで就業時間が定まっていることが多いため、働きやすさとプライベートのバランスを取りやすいことから、人気の職種です。事務職といっても、営業事務や経理事務などさまざまな種類があります。この記事では、事務職の仕事内容やメリット・デメリット、有利な資格などをわかりやすく解説します。未経験から事務職に挑戦する方法も紹介するので、チャレンジしたい方はぜひ参考にしてください。

目次


データ入力

事務職は、会社独自のソフトやMicrosoft officeといったオフィスソフトを使ったデータ入力の業務を担当します。入力するデータは売上やコストの管理、マーケティングデータ、顧客情報などです。
パソコンを使ってデータ入力をするため、タイピングは速いに越したことはありませんが、スピードよりも正確さが求められます。ひとつの入力ミスがトラブルにつながるため、集中力と注意力が必要です。
 
 

書類作成

事務職は、議事録や会議資料など、社内で使用するための書類だけでなく、提案書や見積・納品・請求に関する書類など、取引先へ提出する書類の作成をします。
 
なお、会社の業界や規模によって作成する書類は異なります。決められたフォーマットに必要事項を入力するだけの簡単な書類作成から、相手に合わせてカスタマイズが必要な書類の作成までさまざまです。
 
 

ファイリング

事務職は、社内で作成・印刷された書類や、取引先とのやり取りを記録した書類などをファイリング(分類)します。エビデンスとして保管しておくだけでなく、監査のときに提出しなければならない書類もあるでしょう。監査とは、企業の経営状態や財政状況が健全であるかを確認するために、チェックすることです。
 
そのため、どの書類がどこにあるのか「探しやすく見やすい」ファイリングをするといった細かな気配りも必要になります。
 
 

来客・電話・メール応対

事務職は、来客やメール、電話への対応もします。受付対応では、会社の顔として見られるため、身だしなみや言葉遣いに気をつけなければなりません
 
また、担当宛の電話・メールに限らず、問い合わせやクレームなどのさまざまな連絡に対応する必要があります。状況を素早く察知し、臨機応変に対応しましょう。
 
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事務職のメリット

事務職に就くメリットは、次のとおりです。
 
・一般事務は「未経験OK」の求人が多い
・就業時間が定まっていることが多いためプライベートのスケジュールが立てやすい
・業務を通してパソコンスキルを高めることができる
・部署によっては専門知識を身につけることもできる
・正社員や派遣社員など働き方の選択肢が多い
 
事務職は就業時間が明確に決まっているため、子育てや介護中の方でも仕事しやすいでしょう。
 
また、経理事務や人事事務を極めていくと、将来的には会社の会計や人事制度の策定まで携われるようになるでしょう。専門職としての一面も持つため、一つのことを極めてスキルアップしたい方にも向いています。
 
 

事務職のデメリット

事務職のデメリットは、次のとおりです。
 
・ルーティンの仕事の多さに物足りないと感じる場合がある
・データ処理から電話対応まで仕事の範囲が広い
・経理や人事などの幅広いスキルを求められることがある
・裏方仕事が多いために地味で目立たないと思われてしまう
・人気職のため競争率が高い
 
事務職はルーティン業務が多い職種ではあるものの、会社の規模が小さければ経理や人事などの幅広い業務に携われます。さまざまな業務に挑戦したい方は、規模の小さな会社を狙って就職しましょう。
 
事務職は人気があるため、エリアによっては競争率が高く、選考通過が難しいこともあります。ただし、時期やエリアによって競争率は異なるため、人気のエリアやタイミングをずらして応募すると採用される確率が高まるでしょう。


コミュニケーションスキル

社内のスタッフとのやり取りや、社外からの電話対応などがある事務の業務は、仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルが必要不可欠です。
 
事務職は自身が所属する部署はもちろん、社内のさまざまな部署とのやり取りが発生します。なかには苦手意識がある相手と仕事を進めるケースも珍しくありません。どのような場面でも円滑に業務を進めるために、コミュニケーションスキルや気配りは必要です。
 

コミュニケーションスキルについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
仕事上で求められる3つのコミュニケーションスキルとは?

 

WordExcelなどのPCスキル

事務の仕事は、データ入力や書類作成などパソコンを使った業務が中心となるため、基本的なパソコンスキルを身につけておきましょう。特に、WordExcelPowerPointなどのソフトは使用できるようにしておくと、新しい職場に配属されたときも安心です。
 

臨機応変に対応できるスキル

事務の仕事に限りませんが、状況に応じて臨機応変に対応できるスキルも求められます。

データ入力や資料作成などの仕事をこなしつつ、オフィスの電話が鳴ったらすぐに出る、他部署からの問い合わせに対応するなど、突発的な仕事も少なくありません。決められたとおりに仕事を進めるだけではなく、優先順位をつけながら対応していく能力も必要です。


MOS

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、WordExcelなどMicrosoft Office製品に関する資格です。派遣先企業に対して、パソコンが使えることをアピールできます。事務の仕事はWordExcelの両方のソフトを使用するため、使い方を理解しておくと仕事を覚えやすいでしょう。
 

MOSについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
MOS資格とは?難易度・受験方法から対策法まで解説
 

簿記

未経験から事務職へチャレンジする際、簿記の資格をもっていると有利に働く可能性があります。できれば、簿記検定2級以上を取得していると、経理の仕事を覚えやすいでしょう。
 
事務の実務経験はなくても、基本的な内容を理解しているというアピールにつながります。特に、簿記3級は比較的取得しやすいため、時間がある場合は取得しておきましょう。
 

秘書検定

秘書検定は、一般的なビジネスマナーを備えていると証明できる資格です。秘書検定に合格するためには経営や財務に関する知識だけでなく、ビジネス文書作成など、一般事務の仕事に関する知識も必要です。
 
事務職の転職に有利な資格が気になる方は、以下の記事をご確認ください。
経理や事務系資格おすすめ6選経理や一般事務で有利な資格などを厳選ランキング



事務職は未経験からチャレンジでき、就職後に一般事務から営業事務に転向したり、英語を学んで英文事務や貿易事務についたりといったキャリアアップもできる仕事です。
 
未経験から事務職に転職する場合は、コミュニケーション能力やWordExcelなどのスキルを身につけておくと、採用されやすいでしょう。
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