この記事は、データエントリーやパソコンオペレータなどの、パソコンを使う仕事を探している方に、データエントリーとパソコンオペレータとの違いや仕事の内容、目指す方に向けて適性についても詳しく解説しています。
実際の仕事での体験談や時給の相場も紹介しているので、転職を考える際にはぜひ参考にしてください。
目次
データエントリーとパソコンオペレータの違いは?
この章では、データエントリーとパソコンオペレータの仕事の特徴と業務内容の違いについて解説します。
データエントリーの仕事内容と特徴
データエントリーとは、データ入力やキーパンチャーとも呼ばれる職種のことです。仕事内容は、申込書や伝票などの文字や数字をパソコンに正確に入力してデータ化します。事務作業やテレフォンオペレーターとの兼業の場合もあり、職場によってはデータチェック・データ管理や翻訳データの入力など業務内容も多岐にわたります。
後述するパソコンのソフトを使って計算や分析まで行うパソコンオペレータと違い、データエントリーは用意された内容を、正確にパソコンヘ打ち込んでいくデータ入力に特化した仕事です。情報処理などのスキルは必要ありませんが、ミスなくデータを入力するタイピング能力と集中力が必要になります。
パソコンオペレータの仕事内容と特徴
パソコンオペレータとは、OAオペレーターともいわれる職種のことです。パソコンソフトを使用して文章やデータ、資料・書類を作成します。電話対応やデータ管理など、事務業務を担当したり、中にはDTPソフトを使えることを前提とした求人も見られます。
用意されたデータをパソコンに打ち込んでいくのが主な仕事のデータエントリーとは違い、パソコンオペレータは入力したデータを使って計算や分析なども行います。資格は必要ありませんが、Office系ソフトやDTPソフトなど、パソコンソフトのスキルが求められます。
データエントリー・パソコンオペレータの時給相場は?
データエントリーとパソコンオペレータの時給相場は、どちらも1,100円〜1,200円です。(2019年6月現在)地域別では関東が高い水準になっており、その中でも東京都では高い時給の求人が多く見られます。
三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は1,054円ですので、データエントリーとパソコンオペレータは比較的高い時給の仕事といえます。
参考:
最新市場データ(平均賃金レポート(アルバイト・パート)) JBRC ジョブズリサーチセンター
データ入力の仕事の平均時給は1,292円!給料ナビで詳しく紹介 求人ボックス
データエントリー・パソコンオペレータのメリットとデメリット
この章ではデータエントリーとパソコンオペレータの仕事にはどのようなメリットとデメリットがあるのか解説します。
メリット
データエントリーとパソコンオペレータの仕事をするメリットは、パソコンを使う上で基礎となるタイピング速度の向上と、事務処理能力が会得できる点です。Office系ソフトは、ほかの職種でも頻繁に使うため、使いこなせる人材はどの業界でも重宝されます。
また、未経験から仕事を始めることができるため「タイピングが早くなった」「ソフトが使えるようになった」などスキルの向上を実感しやすい職種でもあります。髪型や服装だけでなく、シフトの自由度も比較歴高いことが多く、専門的な知識もそこまで要求されないので、パソコン初心者でも可能な仕事です。
デメリット
データエントリーやパソコンオペレータとして仕事をするデメリットは、膨大なデータを入力するため、高い集中力が必要になることです。正確性も重視されるので、ミスが許されず気も抜けません。目の疲れや、肩こりも起こりやすいので、適度に休憩を入れたり体を軽く動かしたりして、疲れがたまらないように気をつけましょう。
また、同じ業務の繰り返しで飽きやすい仕事でもあります。自分で目標を設定したり、より効率的に仕事を進められるようにOffice系ソフトを利用してみたりなど、スキルアップには自主的な努力が必要な場合もあります。
データエントリー・パソコンオペレータで身につくスキルとステップアップ
この章では、データエントリーとパソコンオペレータの仕事で身につくスキルとステップアップ方法を解説します。
身につくスキル
どちらの職業でも、パソコンの基礎スキルであるタイピング速度や事務処理能力、また、締め切りまでに作業を終わらせるスケジュール能力も身につきます。パソコンオペレータはOffice系ソフトなどのスキルはもちろんのこと、専門的な関数やマクロについても知識を深めることができることもあります。
ステップアップ法
パソコンスキルを身につけて、一般事務や営業事務への転職も可能になります。英語力があれば英文事務、金融の知識があれば金融事務など、事務職への転職も比較的叶えやすく、企業や個人にパソコンを教えるOAインストラクターなどへの転身も可能性があります。パソコンを使う職業への選択肢は幅広くあり、ステップアップを目指しやすい仕事です。
データエントリー・パソコンオペレータに向く人とは?
この章では、データエントリーとパソコンオペレータに向いている人の特性を解説します。自分に当てはまるかどうか考えてみてください。
単調な業務が好きな人
パソコンを使ってデータを取り扱う仕事のため、同じような業務を繰り返しこなす必要があります。
黙々と同じ業務を繰り返し行える方や、文字入力が好きな方にはおすすめの仕事です。ただ、同じ姿勢で長時間パソコンに向き合う必要がありますので、慣れていても適度に休憩を取りましょう。
PCスキルに自信がある人
どちらの仕事でも、あらかじめパソコンスキルがあるに越したことはありません。特にタイピングスピードやミスなく入力できるスキルは必要です。ローマ字入力だけではなく英字数字のタイピングもありますので、タイピングの練習でスキルを磨きましょう。また、パソコンオペレータになるために資格は必要ありませんが、パソコンソフトを使うのでOffice系ソフトは一通り使えたほうがよいでしょう。
職場によって必要とされる能力が異なるため、転職活動の際にはどのレベルまでパソコンを扱えたらよいのか聞いてみることをおすすめします。
集中力があり慎重な忍耐力
データを取り扱う仕事のため、ミスなく正確に入力しなくてはなりません。そのため、長時間でも気を抜かない集中力や精神力、忍耐力が必要になります。そのため、几帳面で慎重な性格の方には向いています。
ミスなく長時間同じ作業をするのには向き不向きが出てしまいますので、まずは自分に合うかどうかしっかり考えてみましょう。
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データエントリー・パソコンオペレータとしての注意ポイントとは?
この章では、データエントリーやパソコンオペレータとして働く上での注意ポイントを紹介します。
情報管理の徹底
データエントリーやパソコンオペレータが業務で取り扱うデータは、顧客の個人情報や機密情報が含まれます。そのため、データを外部に漏らさないように細心の注意をはらう必要があります。関係ないサイトを見てウイルス感染したり、自宅のパソコンへ共有したりしないように情報管理は徹底して行いましょう。
正確性とチェックの徹底
データエントリーやパソコンオペレータの仕事で重要なのは、データをミスなく正確に入力することです。納品前にデータのチェックを行い、打ち込んだデータにミスはないか再確認をしましょう。
最初は入力するスピードにこだわるのではなく、いかに正確に入力をするのかに重点をおきます。慣れたら少しずつスピードアップさせて行きましょう。
まとめ
データエントリーやパソコンオペレータはパソコンを使ってデータ入力や、書類作成・分析などを行う仕事です。事務職に転職しやすく、資格も必要ありませんのでパソコン初心者でも目指しやすいことも特徴といえるでしょう。
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