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製造の仕事って?具体的な仕事内容まで徹底解説!

2019年10月4日
 
製造

製造業の仕事と聞くと、工場で働いているイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし実際には企画や研究、営業、生産管理などさまざまな職種があり、多様な業務があるのです。

この記事では、そのような製造業の仕事内容、この記事では製造の現場の仕事について詳しく解説します。この記事を通して、製造業の仕事への理解を深め、ぜひ自身の仕事や転職活動にお役立てください。

目次


製造業とは、材料もしくは部品を加工・組立した製品を製造し販売する業種のことです。

精密な医療機器から重工な機械、生活に身近な商品など、暮らしを支えるものづくりをしています。自動車メーカー、医療機器メーカー、食品メーカーなど、つくっている製品ごとに分類することができます。しかし、一定の質を保った商品を製造するという目的は同じで、作業工程なども似通っています。

次で各工程について詳しく説明していきます。

企画・研究

企画や研究開発は、魅力的な商品づくりには欠かせない工程です。事前におこなう市場調査などをもとに、他社との差別化を図りながら、顧客を惹きつける商品を作り出せるよう、企画を練っていきます。顧客の意見を参考にしたり、商品を開発するために最新の技術を取り入れたり、品質向上に努めるのも大切な仕事です。
 
 

組立・加工

組立の例としては、工業製品のチップの組み込みや、はんだづけなどがあります。また、食品のパッケージ化や、布素材を洋服の形にすることなども組立と呼びます。加工の例としては、食材料を加工食品にしたり、ネジや歯車をつくることなどが挙げられます。また、布を織るのも加工の1つといえます。
 
いずれの企業においても、この組立・加工の工程にもっとも人員が割かれる傾向があります。また、組立にライン作業を導入している企業では、組立を専門にする、いわゆるライン工が多くいます。
 
 

点検

製造業においては、できあがった製品の点検も大切な工程です。製品が一定の品質を保っているか、自社の規格をクリアしているか、規定どおりに動作するかなど、点検するべき内容は多岐にわたります。
 
点検専門の部署や担当者が肉眼で確認するだけでなく、道具や機械などを用いて精密に点検することもあります。たとえば、ネジや歯車などの工業製品が一定の規格にそっているかを確かめるときなどに、道具が使用されたりします。
 
 

軽作業

製造のラインには含まれていないものの、製品を出荷するために必要な仕分けや梱包作業などのことを軽作業と呼びます。作業中のものを次の工程にまわすための作業や、小さな製品の数を数え、段ボールに詰める作業なども軽作業に含まれます。
 
また、さまざまな荷物を運んだり、作業後の片づけをしたりといった細やかなサポート業務も軽作業のひとつです。裏方作業のように見えますが、これらは、ものづくりを効率的に行うためには欠かせない仕事なのです。
 
 

生産の管理

事前の市場調査や取引先の希望する納品日などに合わせて、製品を作る時期や数を決めるのが、生産管理の仕事です。この段階で読み間違えてしまうと、在庫を大量にかかえてしまい、倉庫がパンクしてしまうといった事態を引き起こしかねません。また、生産数に応じて部品や材料などの調達もおこなわれるため、生産管理の仕事は重要な役割を担っています。
 
また、製品の品質を保証し、不良品を出さない品質管理の仕事も、生産管理の一環です。
 
 

営業

営業は、取引先の反応をもっとも近くで目にする職種です。自社の製品がどのようなかたちで受け入れられて、どう使われているのかを誰よりも知っている職種ともいえます。こうした視点をもって製品を取引先に売り込んだり、顧客のニーズやトレンドを企画部門に伝えて製品に反映させたりするのが営業の仕事です。
 
 

販売

販売も、営業と同じく、製品への反応を近くで見ることができる職種です。顧客からのダイレクトな反応が得られるので、製品の販売方法や販売後の対応を提案したり、顧客の反応をもとにした企画などができるのも、販売の強みです。
 
顧客の視点に立つことが重要になるため、販売の経験がさほどなくとも努力次第で成果をあげることができる職種でもあります。
 
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製造業における雇用形態は、正社員や派遣社員、パートなどさまざまです。業種やそれぞれの製造現場によって雰囲気も大きく異なります。製造している商品によっては男女比も大きく変わり、たとえば車関連の工場には比較的男性が多く、日用品関連の工場には女性が多いといった傾向もあります。

製造現場における仕事はそのほとんどがマニュアル化されており、未経験でも比較的働きやすい環境が整っています。作業の効率化を図るために手順が決まっていたり、誰が入っても一定の質を保てるよう工夫されているので、安心して働くことができます。

ものづくりに携われる

製造業はものづくりの現場です。工場の中で働いているときは、ひとつの工程を担当することが多く、達成感を得ることがなかなか難しいかもしれません。しかし、完成した製品が人々の手に渡り、多くの人の生活に入っていく様子を目にすると、自分の仕事の成果が強く実感できます。そういった時に、ものづくりに携わる喜びを感じられるのが製造業の特徴です。
 
ものを作るということは、その製品を通してさまざまな方面に価値を与えます。生活を豊かにするもの、喜びを与えるものなど、自分たちの作る製品が多くの人々を笑顔にしていることを想像すると、大きなやりがいを感じることができます。
 
 

工夫ができる

工場では、同じ作業を繰り返すことが多くあります。同じパーツを作る、同じものを箱詰めにする作業などを退屈に感じる人がいるかもしれません。しかし、製造の工程は単純な作業ではなく、さまざまな工夫が可能です。また、工夫ができる人材が求められる場でもあります。
 
たとえば道具をおく位置を変えるなどのちょっとした工夫で、作業が効率化されたり、作業自体が楽になったりすると、やりがいを感じることができますし、実際の評価につながる可能性もあります。
 
 

職場環境が良好

製造業は、しっかり働きしっかり休むという体制が整備されている企業が多く、福利厚生に力を入れているケースも少なくありません。非製造業の企業に比べると、稼働時間や休みのバランスが適切で、ストレスにつながりにくい職場環境が整っているという声もよく聞かれます。
 
また、もともとその製品に関心のある人が就職しているケースが多いため、仲間意識をもちやすいといったメリットもあります。勤務態度が真面目であれば評価にも繋がりやすく、上司からの信頼関係も築きやすい業種といえるでしょう。


製造業に適正があるのはどのような人なのでしょうか。次に3つの項目を挙げて解説していきます。

数字や図面に苦手意識がない

業種や製造工程の担当場所にもよりますが、数字や図面の確認が必要な業務もあります。そのような業務では、数字や図面に苦手意識がない人、落ち着いて精密に作業できる人が求められます。
 
学生時代に数学を得意としていた人、数字に抵抗感がない人、電機関連の資格をもっている人などは、こうした現場に適正があるといえるでしょう。
 
 

協調性が高い

製造業では、ひとりで作業するイメージが強いかもしれませんが、チームでおこなう仕事も多くあります。そういった中では、一緒に働く仲間としっかりコミュニケーションをとり、お互いの仕事をよりよいものにできるよう工夫したり、ミスがないように気をつけることが大切になります。そのため、協調性が高い人は製造業に向いているといえるでしょう。
 
また危険な作業が多い現場では、周囲の様子に気を配ったり、声をかけるといった協調性の高さがケガの防止につながることもあります。
 
 

集中力がある

製造ラインで作業をするときは特に、次々流れてくる製品のひとつひとつに注意を払える集中力が重要になります。集中力を欠いて作業をすると、不適合品を流してしまったり、製造ラインになんらかの問題を生じかねないからです。
ライン作業においては、作業工程ごとの技術や知識が必要になります。さらに、工程が変わるごとに頭を切り替え、集中しなければいけません。細かいところにまできちんと目を通し、集中して作業することで、ミスを予防できます。


この記事では、製造業の工程や雇用形態などを説明しつつ、現場作業を通して得られるやりがいや現場で求められる人物像などについて解説してきました。

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