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動画・映像クリエイターとは?
仕事内容やなり方について解説

2018年9月1日
 

動画クリエイター

 
最近では、一般の方が動画を作成してwebで公開することも多くなっています。
自分で動画の編集や作成ができる方の中には、クリエイターとしてやっていきたいとお考えの方もいるでしょう。
 
では、動画・映像クリエイターとは、どういう仕事なのかご存知ですか?
本記事では、動画・映像クリエイターの業務内容・年収・将来性・スキルなどについてご紹介します。
自分のスキルを活かしてクリエイターの仕事をしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください
 

動画・映像クリエイターとは

動画・映像クリエイターとは、映像制作に携わるすべての職種のことをいいます。
 
業界は多岐にわたっており、テレビ番組、CM、アニメーション、映画、ミュージックビデオ、Webコンテンツ、ゲームなどさまざまです。
 
 

動画・映像クリエイターの職種

動画・映像クリエイターの職種は、制作系と技術系に分けられます。
 

制作系

制作系は、プロデューサー、ディレクター、アシスタントディレクターなどです。
 
業務内容は、映像の企画・制作です。
制作系では、企画力や管理能力が求められます。
 

  • プロデューサー

制作全体の指揮をとり、企画・スポンサーとの交渉・スケジュールや予算管理などを行います。企画力・交渉力・マネジメント力が求められます。また、業界での人脈の広さも必要です。
 

  • アシスタントプロデューサー

プロデューサーのアシスタント業務を行います。プロデューサーになるには、アシスタントプロデューサーとして知識・経験・人脈・能力を養う必要があります。
 

  • ディレクター

プロデューサーの指揮に従って、制作・演出をします。
制作にかかわるさまざまなスタッフに指示を出し、企画やコンセプトをもとに映像を作成します。映像の制作・演出の知識や経験が必要です。
 

  • アシスタントディレクター

ディレクターのアシスタント業務を行います。ディレクターになるには、アシスタントディレクターとして知識と経験を積む必要があります。
 

技術系

技術系は、編集オペレーター、CGクリエイター、音声などです。
 
業務内容は、動画の編集や加工で、編集、CG、音声などそれぞれの高度な技術が求められます。
 

  • 編集オペレーター

ディレクターの指示どおりに、映像のカット編集、テロップ挿入など、DVE(デジタルビデオエフェクト)を使って映像を加工します。
 

  • CGクリエイター

CG(コンピュータグラフィックス)を使って、画像やイラスト、動画などを作成します。
 

  • 音声

音声には、ナレーションやBGMなどの音を加えるMAミキサー(マルチ・オーディオ・ミキサー)、効果音をつける音響効果、撮影中の音声を録音する録音技師などがあります。
 
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動画・映像クリエイターのやりがい

動画・映像クリエイターのやりがいについて説明します。
 
 

つくることが楽しい

自分のアイデアやこだわりが形になるのは、動画・映像クリエイターの喜びです。
 
自分の感性をフルに活かし、いい作品をつくる喜びは、クリエイティブな仕事でなければ味わえません。企画やアイデアを考え、こだわりの映像や音を作ることで充実感が得られます。
 
 

メッセージが伝わる

自分の頭の中のイメージを映像や音で表現し、それを多くの人に見たり聞いたりしてもらえることは、クリエイターには嬉しいものです。映像や音に込めたメッセージに多くの人が共感してくれたり、気づいてくれたりすると、大きなやりがいになります。
 
 

反響がある

現在は、視聴者の反応がわかりやすい時代です。Twitterやブログで紹介する視聴者も増えています。「面白かった」「よかった」などダイレクトな反響があると、達成感がわき、クリエイターのやりがいになります。
 
 

記録として残る

クリエイターにとって、自分の作品を残せるのもうれしいところです。
昔作った作品を見直して、その頃のことを振り返ったり、自分の今の作品と比べたりできるのは、動画・映像クリエイターの特権です。
 
 

動画・映像クリエイターの平均年収・時給

正社員の動画・映像クリエイターの平均年収と派遣・アルバイトの平均時給についてご紹介します。
 
 

正社員の年収

動画・映像クリエイターの年収は、職種・企業・スキルによってさまざまです。
 
プロデューサーとアシスタントプロデューサーという立場の違いや大手のテレビ局や小規模の制作会社といった事業規模の違いなど、様々な要素によって大きな幅があります。
 
動画・映像クリエイターの平均年収は300万円~400万円程度(※)といわれています。
 
※出典
平均年収ランキング2017 DODA
映像制作・編集の平均年収・給料・給与 Find Job
 
 
一般的には、大手のテレビ局・映像制作会社・広告代理店は給与が高い傾向にあります。キャリアを積むと年収700万円~1,000万円(※)くらいでしょう。中には年収1000万円以上の高収入の人もいます。
 
中小の映像制作会社の場合、年収600万円(※)ほどが一般的です。
 
※出典
映像クリエイターになるには?映像クリエイターの仕事内容&年収 デジハリオンラインスクール
 
 

派遣・アルバイトの時給

 
動画・映像クリエイターの時給もスキルや経験によって幅がありますが、未経験で平均900円~1,200円程度(※)です。スキル重視の職業ですので、経験や能力によって時給アップの可能性があります。
 
※出典
未経験から人の心を掴むプロに!映像制作バイトの仕事内容 JOB HUNT
職種別平均時給 はたらこねっと
 
 

動画・映像クリエイターの将来性

では、動画・映像クリエイターの将来性はどうでしょう?将来性がある職業かどうかは、目指す人にとって大切な問題です。
 
ここでは、動画・映像クリエイターの将来性について説明します。
 
 

動画・映像クリエイターのニーズの高まり

最近では、インターネットやスマートフォンの普及により、以前より多くの場面で動画・映像が使用されるようになってきています。
 
インターネットでは、画像や映像を使用した広告が多くみられます。大手企業の自社サイトでも映像・動画を用いて商品を紹介しています。
そのため、動画・映像クリエイターの需要が高まってきています。
 
また、映画の3D化やテレビのデジタル化によって、高品質な映像を制作できるクリエイターの需要も高まっています。
 
 

D映像やVRに挑戦できる

D映像やバーチャル・リアリティ(VR)は、これからも様々な業界で活用されることが予測されます。
VR業界でも、どのようにVRを活用するのかなどの企画から始まります。また、各工程を管理しながら制作をすすめていくには、マネジメント力も必要です。
 
映像制作でプロデューサーとしての養った企画力や管理能力を活かし、VRのような新しい分野に挑戦することもできます。その一方で2D画像を専門とした人が3D映像に挑戦するには、従来スキルやノウハウを活かしながら、新しいことを学び、スキルアップしていく必要があります。
 
映像の技術は日々進化し続けています。3DVR、ドローン撮影などのように今後もさまざまな技術が開発されるでしょう。
情報収集を怠らず、常に新たなことを吸収するモチベーションも大切です。
 
 

仕事の幅が広い

動画・映像クリエイターは、仕事の幅が広いのも特徴です。
テレビ、CM、インターネットサイト、映画、ゲーム、アニメーション、プロモーションビデオなどあらゆるジャンルで活躍できます。
 
動画・映像クリエイターが活躍する代表的な企業は以下になります。
 

  • 広告代理店

CMや広告に使用する動画・映像を制作します。
 

  • 映像制作会社

クライアントの要望に応じ必要な映像を制作します。
 

  • テレビ局

主に、自社や系列局で放送される映像を制作します。
 
 

動画・映像クリエイターになるには

動画・映像クリエイターの仕事は、大学や専門学校で映像制作について学んでから、就職することが多いです。ただ、学歴を重視しない企業もあるので、必ずしも学校を卒業しなければならないわけではありません。
 
学校では、映像編集の際に使用する機材の種類や使い方、コンピューターグラフィックス(CG)の技術を身につけることができます。動画・映像クリエイターは、編集テクニックも重視されるので、専門技術を身に着けることは大切です。
 
就職先は制作会社、広告代理店、テレビ局、ゲーム制作会社などさまざまですが、自分が将来的にどんな方向へ進みたいかを考えて選びましょう。
 
就職し社員として働く人もいますが、アルバイトや派遣でアシスタントからはじめる人もいます。派遣やアルバイトであれば、実務経験を積みながら勉強していくことができます。
 
派遣会社に登録すれば、キャリアカウンセラーからさまざまな情報を聞けます。
業界や職種選びに悩んでいる方は、派遣登録をして、情報を集めるところから始めるのもひとつの方法です。
 
実際にマンパワーの求人一覧をご覧になって、業界や職種選びの参考にしてください。
Web動画×映像技術×テレビ番組の求人一覧はこちら。
 
 

動画・映像クリエイターに必要なスキル

動画・映像クリエターは、クライアントの要望・イメージを把握し、希望通りの映像を制作できるスキルが必要です。
 
スキルを身につけるためには、専門学校で学ぶ、書籍・セミナー・webなどを利用し独自に学ぶなどの方法があります。
 
以下、制作系・技術系にわけて、重要なスキルを解説します。
 
 

制作系 動画・映像クリエイターに必要なスキル

制作系動画・映像クリエイターは、画像の制作全般にわたる仕事です。
画像制作のプロデューサーやディレクターには、以下のようなスキルが必要になります。
 

  • プロデューサーは、映像制作の指揮官としての役割を果たします。そのためには、企画力、マネジメント力、リーダーシップ、コミュニケーションスキル、スケジュール管理能力、予算管理能力などの多くのスキルが必要です。
  • ディレクターは、実際に映像の制作と演出を行うため、制作に必要な知識や経験が必要です。また、いろいろと指示をだすため、コミュニケーションスキル、リーダーシップなども求められます。

 
 

技術系 動画・映像クリエイターに必要なスキル

技術系動画・映像クリエイターには、編集オペレーター、CGクリエイター、カメラマンなどが含まれます。
 
それぞれの職種ごとに、必要なスキルをまとめると以下のようになります。
 

  • 編集オペレーター

Adobe Premiere、After Effectsなどの編集ソフトの操作ができる。

  • CGクリエイター

Maya、3dsMaxなどのGC作成ツールを操作できる。

  • カメラマン

写真撮影・編集のスキルが高く、照明・構図・レイアウトなどの必要な知識を備える。
 
技術系では、より専門的で高度なスキルを習得しておいたほうが就職に有利です。
 
 

まとめ

動画・映像クリエイターの仕事について説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
 
本記事をまとめると、以下になります。
 

  • 動画・映像クリエイターには、様々な職種がある。
  • 幅広い業界で活躍できる。
  • 動画・映像クリエイターのニーズは高まっている。
  • 時代とともに高い技術が求められるようになっている。

 
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