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Webデザイナーとは?
仕事内容や必要なスキル、あると役立つ資格もご紹介

2022年7月22日
 
Webデザイナー

 

Webデザイナーとはクライアントや他部署からの要望に応じ、Webサイトをデザインする職種です。デザインだけではなく、企画やコーディングなどにも携わります。この記事では、Webデザイナーとして就職や転職を考えている方に向けて、仕事内容や必要なスキルを解説します。おすすめの資格も紹介しているため、参考にしてください。

目次


Webデザイナーとは

 
 
Webデザイナーは、クライアントや、所属会社の他部署などから制作依頼を受け、要望やイメージにもとづいたWebサイトを制作します。デザインだけではなく、テーマやコンセプトの企画から、HTMLやCSSを用いたコーディングまで携わります。Webサイトの制作では、見た目に加え、ユーザーにとっての使いやすさにつながる操作性や視認性なども重要視されています。
 

Webデザイナーの種類

インハウスデザイナー

企業のWeb制作チームや広報部などに所属するデザイナーを、インハウスデザイナーと呼びます。自社サイトや広告などの制作を担当します。同じサイトを継続して担当することが多く、同じ商品やキャラクターのデザインなどに長く携わることも可能です。
 

制作会社や広告代理店のデザイナー

Web制作会社や広告代理店に所属するデザイナーは、クライアントの依頼に応じて制作を行います。さまざまなデザイン制作に関わることができるのがメリットです。案件によっては動画広告や紙媒体と並行して制作することもあります。その場合は納期が短く、一時的に仕事量が増えることもあります。
 

フリーランスのデザイナー

フリーランスのデザイナーは、企業には所属せず個人事業主としてWebデザインの仕事を請け負います。働き方の自由度が高いことがメリットですが、営業活動や経理処理といったデザイン以外の業務も行う必要があります。
 

Webデザイナーの魅力とは

制作物が多くの人の目に触れる

Webデザイナーの魅力として、制作したWebサイトを多くの人に見てもらえることがあげられます。Webサイトはチームで制作することが多く、自分の感性だけで作り上げるものではありません。しかし、自分が関わった制作物が世の中で評価されるため、クリエイターとしてのやりがいを感じられるでしょう。
 

自分にあった働き方ができる

Webデザイナーは正社員や派遣社員、アルバイト、フリーランスなど、さまざまな雇用形態での求人を見つけることができます。これまでの経験、スキルや資格、制作物、ポートフォリオなどから評価され自分に合った働き方が望めるでしょう。インターネットとパソコンがあれば業務可能であるため、働く時間や場所をライフスタイルに合せて選びやすいこともメリットです。
 

Webデザイナーの仕事の流れと内容

 

要件定義をする

Web制作の最初の工程である要件定義では、Webサイトの作成やリニューアルについて、クライアントや依頼者から要件をヒアリングします。改善策や提案も含め、ヒアリングした内容をもとに企画書を作成します。Webサイトのターゲットや目的、完成イメージなどを明確にするための重要な工程です。
 

ワイヤーフレームを作成する

要件定義の内容にもとづき、Webサイト全体の構成や、各要素の配置、レイアウトなどを示すワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームとは「骨格」「骨組み」を意味する言葉です。ワイヤーフレームによってデザイン制作の方針が明確になり、後続の作業をスムーズに進めることが可能です。
 

デザインを制作する

ワイヤーフレームに沿ってデザイン制作を行い、見た目を作り上げていきます。メインコンテンツやヘッダー、フッダーといったサイト全体のデザインを制作し、配色や装飾も実施します。写真素材の選定や加工、ロゴ・アイコン・バナーなどの各パーツの制作や配置も含まれます。一般的に、作業にはIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを利用します。
 

コーディングを行う

コーディングとは、制作したデザインがWebブラウザで閲覧できるように、プログラミングコードに落とし込む工程です。制作したデザインを、HTMLやCSS、JavaScriptと呼ばれるプログラミング言語のコードに変換していきます。チーム構成によっては、コーディング専門のメンバーが担当する場合もあります。
 

Webデザイナーの平均年収

 
Webデザイナーの平均年収は430万円前後です。年齢層別では、20代で300万円前後~350万円前後、30代で400万円~450万円、40代は500万円台前半です。企業規模や雇用形態、スキルによっても異なります。デザインに加え、プログラミングなどの幅広いスキルがあれば、年収も高い傾向があります。

参考:求人ボックス Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料 (2022年6月時点)
 
 

Webデザイナーに求められるスキル

 

デザイン力

Webデザイナーは、目的やテーマにあったWebサイトを制作するデザイン力が求められます。レイアウトや色彩、心理的な効果などのデザインの基礎知識も必要です。テーマに沿って、カラーコーディネートや文字サイズを使い分けることで、魅力的なデザイン制作が可能となります。デザインにはトレンドもあり、日々キャッチアップしておくことも重要です。
 

グラフィックソフトを扱うスキル

Webデザイン制作には、さまざまなグラフィックソフトが利用されるため、ソフトを扱うスキルも、Webデザイナーに求められます。なかでも必須とされているのは、Adobe社のPhotoshopとIllustratorです。Photoshopは画像の合成や加工など、Illustratorはロゴやイラストの作成などに活用されています。
 

コーディングの知識やスキル

制作したデザインをWebサイトとして表示させるためには、コーディングスキルや知識も重要です。コーディング担当者がいる場合でも、指示出しや連携のために、コーディングの知識が求められます。コーディングには、HTML、CSSなどのプログラミング言語が用いられています。
 

UI/UXに関する知識

ユーザー満足度の高いWebサイトの制作には、UI/UXの知識も重要です。UI(User Interface)は、操作性や快適性といったユーザーの使いやすさを意味します。UX(User Experience)は、ユーザーが商品やサービスを通して得た体験すべてを指します。UI/UXを意識したWebデザインによって、ユーザー満足度が高まり、サービスや商品の利用率の向上につながります。
 

SEOに関する知識

Webデザイナーは、SEOやアクセス解析に関する知識も求められます。Webサイトの運営では、リリース後の閲覧数や訪問者数も重要な指標となります。検索結果として上位表示されるためには、検索エンジンから評価される必要があります。評価指標には、Webサイトのデザインや構成も含まれるため、アクセス解析の結果やSEOの知識にもとづいたデザイン制作が重要です。
 

コミュニケーション能力

Webサイトは、クライアントやエンジニアと連携して制作するため、コミュニケーション能力も必要です。クライアントに対しては、要望や要件をヒアリングし、企画の提示なども行います。エンジニアに対しては、デザインの意図を伝え、協同しながら制作を進めます。コミュニケーション能力を発揮することで、Webサイトの品質は大きく向上するでしょう。


 

Webデザイナーになるには

 

知識やスキルを身につける

知識やスキルを身につけることで、未経験でもWebデザイナーを目指すことは可能です。知識の習得方法としては、大学やデザインスクールに通って学ぶ方法や、書籍やオンライン講座を活用した独学などが挙げられます。また、まずはアルバイトや派遣社員としてWebデザイナーのサポートなどを通し実践的に学ぶこともおすすめです。
 

ポートフォリオを作成する

Webデザイナーになるためには、ポートフォリオを準備しておくことが重要です。ポートフォリオは直訳すると「書類入れ」という意味で、Webデザイナーにとっては作品集を指します。過去に制作したWebサイトや作品、携わった案件情報などをまとめておきましょう。特に転職活動においては、自己の実績や評価をアピールする重要な資料となります。
 

Webデザイナーとして役立つ資格

 

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する知識・技能、実務能力などに関する国家資格です。Webデザイナーとしての基本的なスキルや知識の証明に役立ちます。1級から3級の等級があり、3級は実務経験がなくても受験可能です。合格すると「Webデザイン技能士」として認定されます。
 

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、国際基準に準拠したWebサイト制作スキルを測定する試験です。近年、国際基準に即したサイトの制作が進められており、価値ある資格といえるでしょう。スタンダードとエキスパートの2種類の試験があります。
 

Photoshop®クリエイター能力認定試験

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Photoshopの活用スキルを測る資格検定です。スタンダードとエキスパートの2種類のレベルがあります。スタンダードでは、基本的な操作や指示にもとづいた正確な作業レベルが求められます。エキスパートは、ニーズに応じた創造性の高いコンテンツ制作に加え、DTPやWebデザインに関する知識が問われます。
 

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、Illustratorの活用レベルを評価する資格です。Photoshop®クリエイター能力認定試験と同様に、スタンダードとエキスパートの2種類のレベルがあります。指示に従ってコンテンツを制作するという試験形式のため、ソフトの操作スキルに加え、実践力もアピールできるでしょう。
 

HTML5プロフェッショナル認定

HTML5プロフェッショナル認定は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのマークアップに関するスキルや知識の認定資格です。マークアップとは、コンピューターに文章を認識させる技術です。コーディングで必要となる技術のため、Webデザイナーとしてのスキルの幅をアピールできる資格です。
 

Webデザイナーの将来性

 
Webデザイナーの需要は高まっていますが、活躍し続けるには、継続したスキル習得が必要です。スマートフォンの普及にともない、インターネットを利用する世代の幅が拡大し、インターネット広告も増えています。
 
Webサイト制作の人材需要も高まっていますが、Webサイトの簡易作成ツールも普及し始めています。今後は、ツールに代替されない独自の強みや最新技術を学び続ける姿勢が重要となるでしょう。
 

まとめ

Webデザイナーは、スキルや経験を積むことで、自分に合った働き方を選択できる点が魅力です。そのため、デザイン力やコーディングスキルに加え、UI/UX、SEOなど幅広い知識や新しい技術を学ぶ姿勢が重要です。
 
初心者でも簡単にWebサイトが制作できるCMS(コンテンツ管理システム)の普及も進んでいます。未経験からチャレンジできる機会も増えています。

マンパワーグループのJOBNETでは、未経験OKの求人も多数取り扱っております。
 
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