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派遣社員の8割は「仕事で失敗」経験アリ!
どんな失敗をして、みんなどう対処した?

2019年11月28日
 
仕事の失敗談

新たな派遣先に勤務する際、「失敗してはいけない」といった思いから緊張する人も少なくないでしょう。また、派遣社員の中には、今までの経験やスキルを期待されるケースもあり、プレッシャーを感じてしまう人も。そこで今回は、派遣で働く女性400人を対象に「仕事での失敗経験と対処法」について調査しました。  

目次


仕事で失敗したことはありますか

 
仕事で失敗した経験があるか聞いてみたところ、8割以上が「失敗した経験がある」(82.7%)と回答しました。スキルを期待され働き始めた派遣社員でも、8割超は何らかの失敗経験があることがわかりました。
 
世代別に見ると、20代は78.0%、30代は82.7%、40代は86.0%と、年代が上がるにつれ、失敗経験のある人の割合が増えています。キャリアが長くなれば、いくつもの職場や業務を経験しているもの。任される仕事の質・量ともにアップすると、必然的に失敗をする機会も増えてくるのかもしれません。
 

仕事で失敗したことについて、すべてお答えください

 
それでは、派遣で働くみなさんはどんな失敗を経験したのでしょう。
失敗した内容のトップは、「誤字や計算ミス」(55.8%)で半数以上の派遣社員が経験していることがわかりました。次いで、「言葉遣いや挨拶」(29.0%)「メールの宛先間違い」(22.5%)となっています。
 
年代別で見ると、20代は他の年代より、「言葉遣いや挨拶」(40.0%)が高く、社会人経験がまだ浅いため、ビジネスマナーでの失敗が多い傾向にあるようです。
 
30代は、「メールの宛先間違い」(26.7%)、「寝坊して遅刻した」(18.7%)が、他の年代より高いことがわかりました。社内や外部とのやりとりを任されることが多くなったり、良くも悪くも職場の人間関係に慣れてきたりすることによって、こうした失敗が起きやすくなるのかもしれません。
 
また、40代は「誤字や計算ミス」(61.3%)と回答した人が6割以上となっています。
 

 失敗したときの対処法としては、「すぐに謝罪、訂正をする」「上司に報告する」などの声が多くありました。また、「質問の方法や効率よく業務を行うやり方を考えるようにしている」(25歳/医療事務・クラーク)など、自分なりに対策を考える人も多く見受けられました。
 

仕事で失敗してしまったときの対処法は?

 
・計算や誤字等のミスが発覚したらすぐに報告をして、修正をした(48歳/事務)
・言葉遣いで失敗してしまった。先輩に聞いて、どうすればいいのか教えてもらった(28歳/事務)
・業務の引継ぎミスをした際、まずは先方に謝罪し、引継ぎの過程を見直して工数を増やした(40歳/事務)
・メールの誤送信は、即座に謝罪し、当該メールを破棄していただくように依頼した(36歳/経理事務)
・遅刻しそうだとわかった瞬間に、すぐに電話をして謝罪をした。そして、到着予定時間を伝えた(31歳/その他)
 
失敗から学んだこととしては、20代では、「1つ1つ丁寧に取り組むようになり、正確な仕事ができるようになった」(28歳/事務)など、仕事に対するスタンスが変化したという声が多く見られました。
 
30代では、「正社員に頼りすぎず、自分で考えて臨機応変に対応するようになった」(35歳/事務)、「失敗の経験によって、ミスが減っただけでなく、職場の人たちとコミュニケーションする機会にもなった」(33歳/事務)など、より大きな視点で仕事をとらえるように変化する傾向があるようです。
 
40代では、「失敗を通じて、知らなかったことを知ることができたと思えることもある。きちんとした対応なら失敗をプラスに変えることができる」(45歳/事務)、「ほかの社員がフォローしてくれたことで、私も何かあったときにはできるだけ協力しようと思った」(49歳/事務)など、失敗をマイナスととらえず、プラスの方向に転じている人が多くいました。
 
失敗から学んだことは?

 
 
・凡ミスは、気が緩んでいる証拠(46歳/事務)
・失敗のときこそ慌ててはいけない。慌てると失敗の積み重ねをしてしまう(34歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・電話は内線であっても、相手を確認してから用件を話し始めるようにしている(40歳/事務)
・職場によってやり方が異なるので、その職場のやり方を早く覚えるようにする(31歳/事務)
・失敗するたび、そこから学び、できることが増えていく(25歳/医療事務・クラーク)


失敗を引きずらず、プラスに変えていくスタンスが大事

今回の調査では、派遣社員の8割超が仕事で失敗した経験があることがわかりました。失敗した内容は、「誤字や計算ミス」が最も多く、「言葉遣いや挨拶」、「メールの宛先間違い」などの失敗も、全体の3割前後の人が経験していました。
 
失敗の対処法については人ぞれぞれですが、「失敗は、今まで知らなかったことを知る良い機会だと常々思っている」(46歳/受付)など、年代を問わず、失敗によって成長できたと考えている人がほとんどのようです。
 
また、失敗しても迅速に対処すれば取り戻せることは多く、自分の仕事の進め方を見直す機会や、職場のコミュニケーションを深めるきっかけにもできます。失敗しないように集中して業務に取り組むことが前提ですが、失敗しても引きずることなく、失敗から学び、プラスに変えていくスタンスが大事といえそうです。
 
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<調査概要>
調査タイトル:派遣社員についてのアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019723日〜729
調査対象:派遣社員として働く全国の2049歳女性
有効回答:400サンプル


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