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「派遣初日の服装」どこまでならOK?
みんなが気をつけているポイントとは?

2019年12月12日
 
 
派遣初日の服装

派遣初日に気になることのひとつが、「派遣先によって、勤務時の服装に違いがある」ということ。新たな派遣先に初出勤する日、「きちんとしたスーツじゃないとダメ?」「どの程度までカジュアルにしてもいいの?」と頭を悩ませる人もいるでしょう。そこで今回は、派遣で働く女性400人を対象に「派遣初日の服装はどこまでOKか」「気をつけているポイント」を調査しました。

目次


派遣社員で派遣される初日の服装はどこまでOKだと思いますか?

 
派遣社員の初日の服装はどこまでOKだと思うか聞いてみたところ、「オフィスカジュアルまでOK」(46.8%)が、半数近くを占めています。次いで多かったのは、「ビジネスカジュアルまでOK」(27.0%)、「スーツまでOK」(13.3%)という結果となりました。また、「リラックスカジュアルまでOK」「リラックスカジュアル×スニーカーまでOK」との回答は、どちらも6.5%となっています。

全体的には、「派遣会社から初日はスーツ着用を指定されることが多いが、『通常の出勤時の格好で良い』と言ってくれる派遣先もあるので、間を取ってジャケット着用のビジネスカジュアルとしている」(35歳/事務)、「面接と就業初日はスーツでと派遣会社から言われるので、そのほうが自分もいいと思っている」(32歳/事務)など、派遣会社の指示で初日の服装を決めているケースが多いようです。
 
■ビジネスカジュアルまでOK派
ビジネスカジュアルまでOKという場合には、「第一印象」「社会人としてのマナー」「清潔感」を大事にしている人が多いようです。初対面では、きちんとした服装を心がけ、職場の雰囲気を把握していくなど臨機応変に対応しているようです。
 
・始業開始日は、人前で挨拶することが多いのでジャケット着用は必須。その後は、職場の雰囲気で決める(28歳/事務)
・新入社員ではないので、堅苦しいスーツは必要ないが、“きちんと感”が出る服装のほうが、印象が良いと思う(26歳/事務)
・業種、職種によるが、ジャケットなどあれば問題ないことが多いと感じる(33歳/事務)
 
■オフィスカジュアルまでOK派
オフィスカジュアルまでOKと考えている人は、「浮かない」「無難」「常識の範囲」と考えているケースが多数。派遣先の業界や仕事内容、職場環境、制服の有無、指定条件などで判断している人も多いようです。
 
・基本的に内勤業務であれば、着心地の良い服装でOK。いざという時の来客対応で差し障りがない程度の服装を心がけている。(36歳/経理事務)
・派遣先は、服装基準のゆるいアパレル業界のため、オフィスカジュアルであれば問題ない(46歳/貿易事務)
・制服に着替えて働くので、私服は関係ない(33歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・条件に『オフィスカジュアルOK』と記載があった(28歳/事務)
 
■リラックスカジュアルまで、スニーカーまでOK派
リラックスカジュアルや、スニーカーまでOKと考えている場合でも、やはり仕事内容や会社の規定をベースとしている人が多いようです。また、服装を気にし過ぎることに疑問を呈する声もありました。
 
・所属前に確認して問題がなければ、気にする必要はないと思う(29歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・実際に、会社から『リラックスカジュアルでいい』と言われているから(38歳/金融事務)
・動きやすさ(働きやすさ)が重要なので、清潔感さえあれば、ジーパン、Tシャツでも構わないと思う。初日であれ、『本人が仕事に臨みやすい格好』で良いと思う(35歳/事務)

初日はどのような服装で行きますか?

 
実際に「初日にどんな服装で行くか」を質問したところ、「スーツ」 (54.1%)と答えた人が過半数いることがわかりました。「スーツ」派と、ジャケットなどを着用する「ビジネスカジュアル」 (17.2)と合わせると、全体の約7割に。「初日にはきちんとした服装で臨む」傾向が強いようです。
 
また、初日の服装で気をつけているポイントとしては、「清潔感」を意識して、だらしなく見えない、露出が少ない、派手すぎないといった点や、「カジュアル過ぎない」「動きにくくない (働きやすい )」といった点に配慮している声が多くありました。
 
服装規定が厳しくなくても、「オフィスカジュアルでも、とりあえずブラウスとパンツ、スカートにフラットなパンプス、カーディガン程度にする。一般的な『目立たない服装』を心がける」 (46歳/経理事務 )、「基本的にスーツを着るが、『スーツでなくて良い』と言われたら、襟のある上着など、少しかっちりした服を選ぶ」 (36歳/事務 )など、自分なりに配慮をしているようです。


また、「シワやよれがない服にする」 (28歳/事務 ))、「派手な配色にならないよう、小物までシンプルなものにする」 (26歳/事務 )、「清潔感を大切にし、メイクなども濃すぎないようにする」 (32歳/事務 )、など、細かい部分まで配慮している声も多くありました。
 
初日の服装、みんなが気をつけているポイントは?
 
■清潔感
・浮かない、胸元を見せない、清潔感のある服装(27歳/事務)
・あまり派手ではない無地のものを選ぶ。社内を案内されると思うので、パンプスで行く(25歳/事務)
・なるべくキレイめの格好とし、髪型も清潔感を心がける(42歳/事務)

■カジュアル過ぎない
・カジュアルOKの職場だけれど、いつ新しい方に出会っても失礼のないような服装を心がけている(34歳/営業・販売・その他オフィスワーク)
・仕事のしやすさを重視しながら、カジュアル過ぎない服装(37歳/医療事務・クラーク)
・シンプルでもそれなりにきちんと見えること(45歳/事務)

派遣先に出勤してびっくりした仰天エピソードについて聞いたところ、「オフィスカジュアルと聞いていたのに、スーツの人が多かった」(20歳/受付)という人もいれば、逆に、「スーツで行ったら、ジーパンの人がほとんどだった」(49歳/英文事務)というケースも。実際に職場を見てみないと、どこまで配慮し、どこまで守るべきなのかは、判断しにくいようです。
 
その一方で、「おしゃれな業界だと思ったら、ピアス禁止だった」(29歳/営業・販売・その他オフィスワーク)、「タイツを履いてはいけないので、冬場は寒かった」(40歳/医療事務・クラーク)、「暗黙の了解でハイヒールが履けない」(41歳/事務)など、事前にはわからない禁止事項もあるようです。
 
仰天エピソード
 
・オフィスカジュアルと聞いていたが、実際にはジーンズや短パンにビーチサンダルと、かなりカジュアルだった (37歳/医療事務・クラーク )
・マスカラ、つけま、マツエク禁止と言われたが、指示する総務の人がマツエクをしていた (32歳/事務 )
・Gパンやジーンズ素材の服とスニーカーが禁止の会社で、『生足、ホットパンツ、ニーハイソックス』『ミニスカート、蝶の柄が全体に無数にあしらわれた黒の網タイツ、ピンヒール』など、かなり攻めたいでたちの女性社員が多く、度肝を抜かれた (49歳/事務 )
・奇抜な髪色や服装は NGとなっていたが、ダメージパンツや金髪やさまざまな色の髪色してる人が多かった (36歳/電話業務 )
・服装自由のカジュアルデイがあり、普段はスーツの男性がアロハシャツを着てた (28歳/事務 )
30代半ばの先輩が、ゴスロリのようなフリフリのワンピースで勤務していた (39歳/事務 )
・イベントごとに合わせた衣装が OKの会社で、みんなハロウィンの仮装で仕事をしていた (34歳/営業・販売・その他オフィスワーク )
 

職場の雰囲気を見て、徐々に自分らしさをプラス

 
今回の調査では、「オフィスカジュアルまでOK派」が半数近くを占めていました。しかし、実際に「初日にどんな服装で行くか」について質問した結果、過半数である54.1%が「スーツ」と答えていることから、初日の服装は、よりきちんとしたものとして、第一印象で交換を持たれるように配慮する傾向があるようです。
 
また、その後の職場の人間関係のためにも、「派遣先の雰囲気からはみ出さないような服装をするように気をつけてる」(40歳/事務)、「女性に嫌われない服装を心がけている」(35歳/事務)など、悪目立ちしないように気をつけている人も。
 
派遣先の服装がどこまでOKであるかは、実際に行ってみなければわからないもの。とはいえ、第一印象が人間関係や働きやすさに影響を与える可能性は高いので、初日は無難な服装を選び、職場の雰囲気を見てから、自分らしさを出していくとよいでしょう。
 
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<調査概要>
調査タイトル:派遣社員についてのアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019723日〜729
調査対象:派遣社員として働く全国の2049歳女性
有効回答:400サンプル


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