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上司とのコミュニケーションの取り方
15の改善方法を紹介

2019年6月18日
 
上司 コミュニケーション

仕事をするうえで「上司とのコミュニケーションが難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

上司とのコミュニケーションがうまくいかないのには、理由があります。この記事では、その理由を解説したうえで、コミュニケーションをうまく取るための15の方法を紹介していきます。

ここで紹介した方法を実践し、上司との関係性をよいものにしていきましょう。

目次


私たちは、1日の大半を「仕事」に費やしています。こうした日々を積み重ねていくと人生の3分の1を「仕事」の時間につかっています。このように考えると、「仕事」が人生に与える影響は大きいものだと言わざるを得ません。
 
「仕事」において上司の存在は大きく、お互い信頼関係を築くことで「仕事」の充実へつながります。
仕事を円滑に進めるためにも、上司とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。
 

良いコミュニケーションが生むメリット

上司とのコミュニケーションがうまく取れるようになると、上司への「報・連・相」がしやすくなり、仕事の効率や生産性が高まるといわれています。ミスが起こりづらくなるほか、自分自身の仕事のモチベーションも上がっていくでしょう。自発的に仕事に向き合えるようになれば、自分の成長にも繋がっていくはずです。
 
また、上司にとっても、コミュニケーションが活性化すれば、より部下の目線に立ち指示を与えられたり、サポートがしやすくなったりします。お互いの関係性がよくなることで、長い時間を過ごす職場の居心地もよくなるでしょう。


上司とうまくコミュニケーションが取れない原因としては、上司に問題がある場合、部下に問題がある場合の2パターンが考えられます。 

上司側の問題

上司には部下を指導する役割があるとはいえ、いつも完璧でいられるわけではありません。コミュニケーションを取るのが得意でない上司、世代が違いすぎてなかなかコミュニケーションが取れない上司にあたることもあるのです。
 
このような場合はどうすれば改善できるのか、一人で悩んでいても解決方法はなかなか見つからないかもしれません。コミュニケーションスキルを学べる講座を受講するなど、一度客観的な視点で解決方法を探してみるのもおすすめです。
 
マンパワーグループのpowerYOUでは、オンライン上で対人コミュニケーションについて学べるコースがあります。上司の言葉を聞きとり、相手がコミュニケーションを取りやすい環境をつくれるよう、工夫してみることも大切でしょう。
 

部下側の問題

反対に、部下側に問題があって、上司とのコミュニケーションがうまく取れないというケースもあります。社会人として基本的なルールを守っていると思っていても、自分の姿はなかなかわからないものです。
 
上司への報告の際に、自分の都合を優先させていたり、自分のいいたいことだけを伝えたり、上司の言葉を素直に聞けていないといったケースもあります。
 
すべて上司の問題ととらえず、少し落ち着いて自分を振り返ることも大切です。上司とうまくコミュニケーションを取るために自分がどう動けばよいかを今一度考えることで、上司との関係性が改善していくかもしれません。


上司の視点になって考えてみる

まず大切なのは、上司の視点や立場に立って物事を考えてみることです。仕事を任せられたとき、トラブルを報告するとき、会議前の打ち合わせを行うときなど、さまざまな場面で上司の視点を意識してみてください。自分が上司ならどうするだろう、部下がどう動けば助かるだろうと考えてみるのです。
 
上司の視点を意識してみることが、上司の考えを理解する手がかりになったり、自分自身が成長するきっかけになったりするかもしれません。
 
 

自分に問題はないかを振り返る

次に、自分の問題点を振り返ることも大切です。
 
誰しも自分に非がないと思いたいものですが、上司にすべての問題があるわけではありません。自分になんらかの問題があるからこそ、上司とコミュニケーションが取れないのではと考えてみることも必要です。
 
上司の言葉を素直に受け入れ、アドバイスを実行してみることも大切です。自分の抱えている問題を改善することで、上司とのコミュニケーションがうまくいく可能性もあります。


上司とコミュニケーションを取るために、次に挙げる15の方法を試してみましょう。

挨拶や返事に注意する

上司とコミュニケーションを取るための第一歩は、「挨拶」と「返事」です。挨拶は社会人としての基本ですが、挨拶するときに立ち止まり、上司の目をしっかり見ているでしょうか。挨拶の基本は、相手としっかり向き合うことです。さらに、立ち止まって挨拶したり、相手の名前を呼びつつ挨拶したり、世間話などを交えたりすることで、上司との距離がぐっと縮まるでしょう。席について仕事をしている場合でも上司が出社をしてきたり外出先から戻ってきたら業務の手をとめて、目をみて挨拶をしましょう。
 
 

こまめにお礼をする

上司からサポートやアドバイスを受けたとき、仕事を任せてもらったときに大切なのが、感謝の気持ちを言葉や行動にして伝えることです。
 
さらに、お礼を伝えるときに工夫をすれば、コミュニケーションのきっかけを作ることもできます。たとえば、お礼の気持ちでコーヒーなどを淹れてみたり、メモなどで感謝の言葉を伝えたりすれば、上司も悪い気はしないはずです。
 
 

世間話も大切にする

上司とのコミュニケーションの手助けになるのが、ちょっとした休憩時間や移動時間などでの世間話です。自分から積極的に話しかけていくことで、上司の考え方や価値観などを知ることもできます。
 
お互いを知るための機会として、飲み会の席を利用するのもひとつの手です。上司の仕事の手を止めることを気にせずに、普段忙しくてなかなか聞けない話をすることで上司と距離を縮めることも一つの方法です。
 
 

自分のことも知ってもらう

上司について知るだけでなく、自分のことを知ってもらうのも大切なことです。自分自身のプライベートな話題を提供すれば、上司は部下が自分に心を開いていると感じるはずです。
 
仕事の悩みを相談したり、目標を聞いてもらったりすることで、お互いの関心が深まり、距離も縮まりやすくなります。
 
 

話を聞くことに集中する

ここでのポイントは、ただ「聞く」だけでなく、相手の話に「集中」することです。
 
聞く側の姿勢は、話す側に顕著に伝わります。相手の話を途中で遮らず最後まで聞いたり、うなずきながら聞いたりすることで、上司は、自分が尊重されていると感じるはずです。こうした実感が、上司からの信頼につながります。
 
 

業務時間外の時間を有効活用する

業務時間内に上司とコミュニケーションを取るのが難しい場合は、終業後やお昼休みなどに話しかけてみましょう。就業時間前などの比較的余裕がある時間がおすすめです。
 
業務に関係のないちょっとした話からでも、仕事に役立つヒントを得られる可能性があります。業務時間には見られない上司の一面を目にするかもしれません。上司と業務時間外に話すことを意識してみることで、上司とのコミュニケーションが円滑になるでしょう。
 
 

アドバイスを求める

上司に意見を求めると、上司は部下をより客観的に評価するようになるといわれています。アドバイスを求め、それに応えることによって上司とのあいだにパートナーシップが生まれます。
 
部下のアイデアに耳を傾けるようになったり、より親身なアドバイスをしてくれるようになったりするでしょう。
 
 

フィードバックは素直に受け取る

上司の意見を素直に受け取ることは、コミュニケーションをうまく取るために重要なポイントです。自分を成長させてくれるヒントとして上司のフィードバックを受け止めれば、上司からも信頼されるようになるはずです。
 
さらに、上司が注意して気にかけてくれたり、アドバイスをしてくれるかもしれません。
 
 

上司から言われたことはすぐに実践する

上司から厳しい指摘を受けたり、アドバイスをしてもらったとき、自分なりに消化しようとするのではなく、まずは言われたとおりすぐに実践することが大事です。
 
上司がアドバイスしてくれるのは自分の成長を期待してくれているからです。そう考えて、感謝をもって実践し、その結果を報告することで、上司からの信頼も深まることでしょう。
 
 

報連相を心がける

「報連相」は社会人としての基本です。しかし、「ある程度かたがついてから報告しよう」、「自分なりに頑張ってから相談しよう」などと考えてはいませんか。
 
今どのような状態なのかをその都度報告する部下に、上司は安心感を覚えるものです。報連相を行うことで、さらに適切なアドバイスやフィードバックを出してくれるでしょう。細かいことからきちんと上司に伝えていくことで、コミュニケーションを取る機会も増えます。さらに、安心して仕事を任せてもらえるようにもなるはずです。
 
 

ネガティブな発言をしない               

上司と話すとき、ついついネガティブな発言をしていないでしょうか。ネガティブな発言が多いと思うのなら、その癖を改善していきましょう。上司の立場からすれば、ネガティブな発言ばかりしている部下を頼りなく感じてしまう可能性があります。
 
不安があるならそれを率直に伝えましょう。不安点を改善しようとするのは悪いことではありません。前向きな気持ちをアピールできれば、正直で積極的な姿勢として評価してもらえるでしょう。
 
 

論理的に意見を言う

上司から受けた叱責や批判がなかなか受け入れられないということもあるでしょう。しかし、納得できない気持ちを抱えたままでは、上司との間に溝が生まれてしまうかもしれません。
 
自分なりの意見がある場合は、できるだけ論理的かつ客観的な意見として組み立て、冷静に伝えることが大切です。感情的になったり、好き嫌いだけで判断しないようにしましょう。そうした姿勢を意識することで、仕事上の問題を解決する道筋ができるかもしれません。
 
 

上司の価値観を理解する

自分の価値観を大切にしてくれる人がいれば、その相手の価値観を大切にしたいと思うようになるのが人のつねです。それは、上司も同じはずです。部下が上司の価値観を理解し、大切にしていれば、上司も部下の価値観を尊重してくれるでしょう。
 
上司の優先順位がどこにあるのか、何を目指しているのかを理解し、それに沿って仕事することは、上司と部下のコミュニケーションを深め、部下がスキルを高めるきっかけになるのです。
 
 

上司のよいところを見つける

人の感情は、態度や表情、ちょっとした言葉遣いなどで、自分が思うよりも率直に相手に伝わっています。苦手意識をもって上司に接していると、それが上司に伝わってしまう可能性があります。
 
苦手なところを見るのではなく、上司のよいところを見つける努力をしてみることで、気持ちをうまく切り替えられるようになるかもしれません。
 
 

仕事の取り組み方を見習ってみる

仕事を懸命に取り組んでいるつもりでも、上司からすれば、半人前と思われることが多いかもしれません。上司がどう仕事に取り組んでいるのかを自分の目で確かめ、上司の真似をするのもひとつの手です。
 
上司の仕事への取り組み方を見習う中で、スキルアップするためのヒントを見つけられるかもしれません。また、分からないことを質問すれば、コミュニケーションを取るきっかけにもなります。


上司とコミュニケーションがなかなか取れない、上司に苦手意識があるという人は、ここで紹介した15の方法を試してみてください。
 
しかし、試したうえでなお、関係性を改善することが難しい場合は、コミュニケーションをスムーズに行ったり、うまくいかない場合の解決策を学んだりできる講座を受講することもおすすめです。
 
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