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派遣エンジニアとは?
特徴や種類、派遣の業種、メリット、デメリットを解説

2022年7月22日
 
派遣 エンジニア

エンジニアとして働く方法として派遣社員という選択肢があります。では、派遣エンジニアと正社員エンジニアの違いはどこにあるのでしょうか。この記事では、派遣エンジニアの仕事内容や仕事の特徴、派遣エンジニアとして働くメリットとデメリットについて詳しく説明します。派遣エンジニアの仕事に興味のある方は、事前の情報収集にお役立てください。

目次


派遣エンジニアとは何か

 
派遣エンジニアは、派遣社員として派遣会社に登録し、派遣会社から紹介を受けた派遣先の会社でエンジニアとしてIT業務を行います。派遣会社と派遣社員が雇用契約、派遣会社と派遣先企業が労働者派遣契約をそれぞれ結びます。エンジニアのスキルを一から身につけるために、まずは派遣社員として経験を積む人も多くいます。
 

派遣エンジニアと正社員エンジニアの違い

 

雇用主が異なる

派遣エンジニアは、正社員で勤務する場合と雇用主が異なります。正社員は、勤務先と労働者が直接雇用契約を結びます。派遣エンジニアの場合、人材派遣会社と労働者が雇用契約を結び、派遣先の会社で勤務します。雇用契約は人材派遣会社と結びますが、仕事の指揮命令は派遣先が行います。
 

給与と福利厚生に違いがある

派遣エンジニアと正社員では、給与と福利厚生にも違いがあります。正社員は一般的に月給制ですが、派遣エンジニアの場合は時給制が主流で、給与は人材派遣会社から支給されます。また、派遣エンジニアは福利厚生も人材派遣会社から受けますが、正社員は勤務先から直接受ける点も大きな違いです。
 

3種類の派遣エンジニア

 

登録型派遣

登録型派遣のエンジニアは、人材派遣会社に登録し、派遣先企業での就業開始日に派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の会社で勤務します。一般的な派遣社員がこの形態に該当し、人材派遣会社との雇用契約は、派遣先企業との契約終了と同時に満了となります。
 

常用型派遣

常用型派遣のエンジニアは、期間期限を設けずに人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の会社で勤務します。登録型派遣のエンジニアに比べて求人数が少なく、派遣期間終了後も人材派遣会社との雇用契約が継続されるという特徴があります。
 

紹介予定派遣

紹介予定派遣は、正社員や契約社員として、派遣先企業の直接雇用へ切り替わることを前提とした契約形態です。一定期間派遣社員として働いた後に、労働者と派遣先、双方の合意が得られれば、雇用関係を切り替え、引き続き同じポジションで勤務します。実務を通して、仕事や会社が自分に合うかどうかを確認できるという特徴があります。
 

派遣エンジニアの8つのメリット

 

多くのプロジェクトに関われる

正社員のエンジニアと違い、ひとつの会社に縛られず、さまざまなプロジェクトに参加することができます。派遣先によってプロジェクトも変わるため、複数の現場でスキルアップが可能です。同じ業務やプロジェクトに参加することが多い正社員とは異なる働き方です。
 

未経験で働ける求人が多い

派遣エンジニアには未経験者歓迎の求人も多くあります。未経験者を対象とした求人に多いのは、サーバー監視やプロダクトのテスト、データ入力の業務です。異業種からエンジニアへのキャリアチェンジを希望する方にとっては、実現の可能性が高くなります。
 

大手企業で勤務できる

大手企業での就職は倍率が高いことが一般的です。派遣エンジニアの場合、あらかじめ業務が定められているため、求められるスキルや経験が合致すれば、会社規模に問わず就業のチャンスがあります。大手企業で経験を積むことは、その後のキャリアにもプラスになるでしょう。
 

キャリアプランが立てやすい

派遣エンジニアは、自分に合った業務内容の派遣先を選び、キャリアを積むことができます。派遣先だけではなく、業務内容・プロジェクトが提示されているため、正社員よりも選択の自由度が高く、自分の望むキャリアプランを実現できます。
 

幅広い知識と経験が得られる

派遣エンジニアは、さまざまな派遣先やプロジェクトで就業するため、環境の変化に合わせたスキルの習得が可能です。正社員と比べると、会社に縛られることなく、さまざまな現場で仕事を経験できる機会が多いため、幅広い知識や技術が身につき、エンジニアとして成長できます。
 

自由な働き方ができる

派遣エンジニアは、働く場所や時間、期間など、自分のライフスタイルに合わせた働き方の実現がしやすいといえるでしょう。残業時間が少ない環境も選べるため、プライベートを充実させたい人、ワークライフバランスを大切にしたい人にも適しています。
 

自分で仕事を選べる

正社員の場合、自分の希望するプロジェクトにだけ参加することは、とても難しいことです。派遣社員の場合は、業務内容があらかじめ定められているため、やりたい仕事を明確にし、取り組むことも可能です。派遣先が変わると必然的に就業環境も変わることになるため、環境を選べるメリットもあります。
 

人脈を広げやすい

派遣エンジニアは、プロジェクトごとに働く環境が変化します。環境の変化に伴い、新たな人間関係が生まれるため、エンジニアとして人脈を広げることもできます。常に新しい知識や技術が求められるエンジニアにとって、人脈は大きな財産です。
 

派遣エンジニアの4つのデメリット

 

雇用期間に上限がある

派遣社員として就業する場合、同じ職場(同一企業の同一組織)で働くことができるのが、原則で最長3年と定められています。引き続き派遣社員として就業を希望する場合は、新たな派遣先を探す必要があります。
 

業務範囲が限定的なことが多い

派遣エンジニアの場合、責任が大きく重要な業務を任される機会は少ない傾向にあります。業務範囲が限定的なことが多いため、プロジェクトの全体把握には苦労する場面もあるかもしれません。
 

派遣エンジニアに向いている方

 

働き方とバランスを大切に考える方

仕事に対して働き方と私生活のバランスを大切に考えている方は、派遣エンジニアに向いています。派遣雇用の場合は残業なしの求人も多いため、自分の時間を有意義に活用したい方にはおすすめです。プライベートを優先した働き方ができます。
 

向上心とスキルアップの意欲が高い方

エンジニアには自主的にインプットとアウトプットできる方が向いています。日々新しい情報や技術の進歩が見られる業界であるため、新しい技術や情報を積極的に吸収する意欲のある方に向いています。
 

派遣エンジニアの職種 

 

システムエンジニア

プログラムの設計やプログラマーへの指示を示した仕様書の作成が、システムエンジニアの仕事です。ソフトウェアの開発がメイン業務になります。顧客のニーズをもとに設計するため、コミュニケーション能力も求められる仕事です。
 

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、実際にプログラミングを行う仕事です。プログラミング言語を使い、システムやソフトウェアを作るためのプログラミングを行います。
 

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、コンピュータや無線LANなどのハードウェアを繋ぐネットワークを設計するエンジニアです。トラブル防止のために、セキュリティにも配慮した設計を検討することが求められます。
 

サーバーエンジニア

サーバー機器を一から設計し、構築・設定・運用・保守まで行うのが、サーバーエンジニアです。ネットワーク全体の管理を任されるため、広い知識と技術力が求められます。さらにセキュリティ面のスキルも必要です。
 

サポート・ヘルプデスク

サポート・ヘルプデスクは、社内外からのIT関連の問い合わせ対応を行います。ユーザーが使用するパソコンやシステムのトラブルや質問に回答します。対応する内容は、パソコンの操作方法や周辺機器との連携方法など多岐にわたります。
 

CAD・機械・回路設計

CADソフトウェアを使って、設計図面やパース作成、積算を行います。機械や建築、電気などの専門分野に関わる知識が必須です。専門的な知識と技術が必要であるため、人材として重宝される業種です。
 

テスト・評価エンジニア

開発チームが作成した開発成果物が、設計通りに正しく動作するのかをテスト・評価するエンジニアです。システムの不具合の有無などを報告する業務が中心であるため、未経験者でも募集がある職種です。
 

OAインストラクション

パソコンなどのOA機器やソフトウェアの使用方法をレクチャーする仕事です。OAインストラクターと呼ばれる職業で、派遣社員も多く活躍している業種です。指導内容や対象は変化するため、場合によっては専門的な知識も求められます。
 

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、自社の営業担当者を技術的な側面からサポートするエンジニアです。営業担当者がわからない専門的なことをバックアップしながら、クライアントに対して自社製品の導入提案や導入後のサポートを行います。
 

派遣会社を利用する手順

 

ステップ1:派遣会社に登録する

人材派遣会社への登録を行います。登録は無料で行えます。オンラインまたは電話にて登録会への参加が可能で、登録にあたっての説明や経歴の確認、希望条件のヒアリングが行われます。Web上にて事前の職歴入力やスキルチェックが可能な人材派遣会社も多く、スムーズに登録を進めることができます。
 

ステップ2:求人紹介・応募

人材派遣会社への登録後、Webページから仕事の応募が可能になります。求人の紹介は、早ければオンラインまたは電話での派遣登録時に行われる場合もあります。その場合は応募の意思をその場で伝えることも可能です。
 

ステップ3:顔合わせ・職場見学

応募者と人材派遣会社の担当者、派遣先企業の担当者の三者で職場見学を行います。職場見学は顔合わせも兼ねており、業務や会社についての説明もあります。
 

ステップ4:勤務開始

顔合わせが終わり、紹介された派遣先企業での就業を希望されるようであれば、勤務開始となります。勤務開始の日時、当日の持参物や服装などは人材派遣会社の担当者より説明があります。
 

まとめ

派遣エンジニアには、多くのプロジェクトに関われる・幅広い知識と経験が得られる・自由な働き方ができる、といった多くのメリットがあります。派遣エンジニアのお仕事をお探しの場合はマンパワーグループのJOBNETをご利用ください。未経験歓迎の求人も多く、大手企業や高時給の求人も豊富に掲載されています。もちろん就業開始後のサポートも充実していますので、派遣社員としてのご就業が初めての方でも安心です。

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