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企画・マーケティングの仕事って?
仕事内容から適性まで詳しく解説

2019年9月11日
 
企画・マーケティング

企画やマーケティングに関わる職種は、常に人気の高い仕事です。しかし、企画やマーケティングの実務について、具体的な業務の詳細は実は知らないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは企画・マーケティングの業務内容の詳細や、どういった方に向いている職種であるのかを解説します。

目次


企画・マーケティングの業務とは、企業が新商品を開発したり商品の改良を行ったりする際に必要になる情報を収集したり、集めた情報をもとに計画を作ったりするものです。企業の商品戦略の根幹を担う重要な業務です。

企画・マーケティングの業務は、企業のマーケティング部門や調査専門会社でおこなわれます。企画とマーケティングの業務は、会社の規模によっては同一の部門で担当されることもありますが、厳密には別の業務です。以下で詳しく説明します。

 

企画とマーケティングの違い

企画とは消費者のニーズを満たす、あるいは消費者のニーズを掘り起こせる新商品を開発したり既存の商品を改良したりするのが主な業務です。マーケティング部門からもたらされた調査結果や分析結果などを重要な判断材料にします。
 
一方、マーケティングとは、商品開発や商品の改良するために情報収集や分析を行います。情報収集の手段には、インターネットや電話、街角でのアンケートなどがあり、得られた情報をもとに消費者のニーズや流行をリサーチします。


企画・マーケティング部門の業務は、情報収集や分析、新商品開発などの基本的な業務のほかにも多岐にわたります。会社や組織の規模によって担当領域は異なりますが、以下で企画・マーケティングの具体的な仕事内容について解説します。

プロモーション企画・運用・管理

プロモーションとは、「広告宣伝活動」のことです。自社の商品やサービスに対する消費者の認知を高め、将来の購買や契約を促すための業務です。企画・マーケティングの業務のなかには、プロモーションの企画や運用、管理も含まれます。
 
 

プロモーションイベント準備・運営

自社が開発中の商品がどの程度、消費者から支持されるかは、商品を実際に手にとってもらわなければ分かりません。企業と消費者をつなぐ場所として自社商品の展示会や該当イベントなどのプロモーションイベントはテストマーケティングの目的でもおこなわれます。また、新商品の開発の一部に消費者自身に参加してもらい、新商品を一緒に開発していくというアプローチも注目されています。
 
 

販促品管理

「販促」とは「販売促進」を省略したものであり、販促品とは販売を促進するために用いられる小物やポスターなどのことです。ノベルティグッズの企画や作成、管理、配布や販促品は集客や知名度アップ、ひいては業績向上のために繋がります。
 

市場調査

市場調査は「マーケットリサーチ」とも呼ばれるもので、消費者のニーズに的確に応えられる商品を開発するための情報収集を目的として行います。多くの場合、インターネットや電話、街頭などでのアンケートを用いて、自社や競合他社の市場におけるシェアや消費者の嗜好などを数値で把握するといったアプローチがとられます。
 
 

データ集計・分析

データ集計はデータを合計するなどの作業を指し、分析は集めたデータから意味を導き出すプロセスを指します。企画・マーケティング職において、そのプランやアイディアが実際に課題の解決につながるかを検討するためには、集めたデータを適切に分析し、裏付けをとることが欠かせません。
 
正しく分析することで、売り上げが伸び悩む原因などを特定して対策を立てることも可能になります。多岐にわたる分析対象や集計方法の中から、より適切な分析結果を導きだすことが求められるのです。


企画・マーケティング職の仕事は、世間の流行や消費者の嗜好を敏感に反応することが求められるため、業務を通じて自分のセンスを磨くことができます。

また、自分の出したアイディアが会社の販売戦略の根幹をなし、会社の売り上げやブランド認知に直結する仕事です。商品の売れ行きが拡大したり、会社のブランドイメージが育っていくことに大きなやりがいを感じられるでしょう。


企画・マーケティング職には、情報収集や情報分析、コミュニケーションスキルなどが必要とされます。市場や消費者の動向や嗜好を浮き彫りにするためには、常日ごろから身の回りの出来事や世の中の流れ、噂話なども含めて情報への感度を高くし、収集した情報を適切に分析していくことが重要です。

また、自分の知らない情報を他者から得るために高いコミュニケーションスキルが要求されるでしょう。


企画・マーケティング職は、多くの消費者のニーズを読み解くことが仕事です。そのためには、世の中の流行や動向に対して敏感でなければなりません。そのほか、情報収集やデータ分析に関するスキルを身につけておくと有利になるでしょう。

未経験でもなれる?

企画・マーケティング職は、データを扱い、企画を作り、人に説明をしなければならない職種です。根拠のあるデータから説得力のある企画書をつくるためのパソコンスキルは必須です。ExcelやPowerPoint、Wordなど基本的な使用経験は求められるでしょう。未経験でも採用のチャンスはありますので、今までの経験と共に学習意欲もアピールしましょう。
 
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企画・マーケティング職の主な業務はデータから販売戦略を立てることです。物事の因果関係を正確に把握したうえで適切に課題を設定し、決めた事柄を着実に実行できる人が企画・マーケティング職に向いているといえるでしょう。

また、自分の考えに周囲の人を巻き込めるリーダーシップや、学習意欲の高さも重要です。


企画・マーケティング職に就くにあたって、もっていると有利な資格はあるでしょうか。ここでは、企画・マーケティング職に活かせる4つの資格を紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、「国際実務マーケティング協会」が実施する試験です。受験料はC級で5,980円、B級で7,150円、A級で12,343円です。(税込/2019年6月現在)
試験は比較的難易度が低く、C級であれば1ヶ月程度の勉強時間で資格取得が可能です。
 
資格の保有者はマーケティングに関する理論や実務知識、実務事例などに関する総合的な知識を有していると判断されるため、企画・マーケティング職への就職が有利になる可能性があります。
 
 

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、ビジネス能力や技能に関する認定試験を主催する「サーティファイ」が実施している試験です。受験料として5,800円(税込/2019年8月現在)です。難易度は比較的易しく、公式のテキストと過去問題集を使えば1ヶ月程度の勉強時間で取得が可能です。
 
資格の保有者はインターネットの特性を有効に活用して効果的なマーケティングを行う能力があるとみなされるため、企画・マーケティングの職に就きやすくなるかもしれません。
 
 

マーケティング・マスターコース

マーケティング・マスターコースは、ビジネスの最前線で活躍するビジネスパーソンからマーケティングに関する講義を受けられる「公益社団法人日本マーケティング協会」が主催するセミナーです。受講料は999,000円(2019年8月現在)です。
 
講義やゼミ、ディスカッションを通して生きた知識を得られることで「価値創造マーケター」としての活躍が可能になるでしょう。
 
 

統計検定

統計検定は、「一般財団法人統計質保証推進協会」が実施する資格試験で統計に関する幅広い知識やデータを活用する能力が試されます。3級で4,000円、2級で5,000円(税込/2019年8月現在)の受験料が必要です。合格率は3級で60%前後、2級で40%から50%程度であり、しっかりと準備をして望めばそれほど難しい試験ではありません。
 
資格を保有していればデータを正確に扱える能力があることを示せるため、企画・マーケティング職への就職が有利になるでしょう。


企画・マーケティング職は、消費者のニーズを的確に読み解くために、情報を収集・分析し新商品を開発するなど、企業の商品戦略の中心的な役割を果たす業務を担います。企画・マーケティング職に就くために必須とされる資格はなく、学習意欲の高い方なら未経験でも始められる職種です。

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